どうも、内藤です。

もしビジネスで成功したい、
と思うのであれば、
今回紹介する質問に答えられる必要があります。

逆に言えば、ここが答えられないと
行動はブレ、脳が正常に働くことなく、
思いつくままに、活動をしてしまい、
時間やお金ばかりかかってしまうことに
なりかねません。

ですから、
今回の質問に答えられるように
なって欲しいんです。

ここが明確であれば、
ブレることなく活動することができます。

さぁ一体何の話でしょうか。

準備はいいですか？

早速始めていきましょう。

#B-033：その使命は顧客の共感を得られるか？

そう、今回の話は、
「なぜあなたはそれをやるのか？」
という動機そのものを確認する話題です。

動機を取り出す方法は色々あるんですが、
今回は最も直接的な質問を中心に紹介します。

もし、あなたがこれから

・独立してフリーランスでやっていこう
・会社経営をしていこう

と思っているのであれば、
冒頭説明したように
次の2つの質問をクリアしていないと、
困ることになります。

これから紹介する２つの質問の回答が
明確になっていないということは、
これから独立したり、起業するのに
必要なエネルギーが充填されていないからです。

以前から、エネルギーマネジメントなどの
話を交えていますが、
この世界も、物質も、人も
エネルギーから始まっています。

だからエネルギーがあるかどうかで、
物事を動かせる度合いは大きく変わってきます。

電気エネルギーや運動エネルギー、
位置エネルギーと同じように、
エネルギーが高ければ、
多くの運動をさせることができます。

大きな力を加えたり、
長い時間動かすことができる
という具合にです。

だから、自分にエネルギーがなければ、
独立や起業といった類は、
うまくいかないと僕は捉えています。

そういう意味で、
これから紹介する２つの質問は、
今あなたにエネルギーがあるのかどうか、
という確認するためのもの
と言えるかもしれません。

さて、独立したり、起業して
軌道に乗せるということは、
本当に大変なことです。

何せ、会社から離れて、
1つ上の次元である
「社会そのものに雇われる」
というスタイルに切り替わるからです。

もしあなたがイメージしている独立が、
下請けスタイルのものであれば、
従業員と大差ありませんから、
あまり困らないかと思います。

極論言えば、
社員とは違う雇用形態になった、
というだけです。

税務関係、保険など、
福利厚生面で大きく変化はあるかもしれませんが、
基本的には確実に仕事がある会社から
依頼されるというパイプが
はっきり得られるスタイルさえ確立できれば、
問題ないでしょう。

むしろ、単なる下請けでは、
雇われ身の従業員よりは安定感がなくなる分、
リスクが高いとも言えます。

もちろん、そのリスクの代わりに、
制限が少ない、ということでもありますが。。。

しかし、自分で値決めをして、
自分でサービスを決めて、
顧客を獲得し頑張って経営していこうと
思っているレベルの独立や

新しい価値を生み出していく起業を
目指す人なのであれば、
この2つの質問に答えられないのであれば、
相当苦労するはずです。

今の世界は、独立も起業も簡単です。

極論言ってしまえば、
宣言するだけで可能なのです。

あとはネット上にホームページを作って、
商品を販売すれば、それはもう独立や起業です。

また、オンラインで完結するのであれば、
それにかかるコストは、限りなくゼロに近い。
だから、独立も起業もカンタンです。

むしろ難しいのは、独立・起業したあとの、
ビジネスを回していくことです。

軌道に乗せていけるのか？
そして継続できるのか？

これらは大きなエネルギーが
必要になるんです。

今回紹介する2つの質問に
答えられないのであれば、
仮に、売れる技術を持っていても、
良い商品を持っていても、
ビジネスを伸ばしていく、
ということはできません。

言ってしまえば、
伸ばすエネルギーがないんです。

もちろん、
忍耐強く努力を続けられる人ならば、
一定のレベルまでは伸ばすことが
できるかもしれません。

でも、苦痛を感じながら、
嫌だなぁと思いながらそれをやっていたり、

誰かと一緒にやっているにも関わらず、
大して意欲もないのに、ただ流されるように
「指示があるからやっている」のであれば、
それはもう幸せどころか不幸です。

実は僕もそういう経験があります。

良い商品を持っている、という理由だけで、
何とかそのビジネスを広げようと
画策したことがありましたが、

当の本人はたいした意欲もなく、
熱量もなく、社会的な意義も持たず、
ただ、うまくいったらいいな、と思う人と
やり続けたことがあります。

僕は辛抱強い方ではあるので、
あれこれ実験してみてやってみたものの、
どうにもうまくいかないのです。

今思えば、チームとして
この２つの質問に
答えられていなかったことが
最も大きな要因でした。

クリエイティブのように
誰か中心となる人のサポートをするポジションや
プロデュースで動く場合はこれが露骨に現れます。

おそらく経験がある人も多いでしょう。

軸が決まっていないから、
その時々、思いつきで作るけど、
数ヶ月経ったら、また話が変わって
見せ方が変わる。

アカウントをまた消したりして、
ゼロに戻って、あれこれ実験ばかりして、
軸を探すような活動ばかりで
ビジネスが一向に進まない。

これがまさに、2つの質問に
答えられていない状態です。

もちろん、無理やり動かすことも可能ですし
キャッシュを生むことも可能ですが、
どこかの段階で、また取り壊し
なんてことになりかねません。

クリエイターがこういう人と一緒にすると、
結構辛いものです。

お金が潤沢にあって、その都度、
報酬が払われたのであれば良いですが、

2つの質問に答えられない人というのは
大抵が駆け出しです。

そして予算がない。

たくさんヒアリングをして、
壁打ちをして、
時にはディレクションをして
クリエイティブに落とす。

これを低予算でやっていたら、
はっきりいって、潰れます。

趣味でやる分には良いですが、
ビジネスとしては予算と工数が
見合っていませんから破綻します。

だから、ビジネスで
クリエイターとして、
プロデューサーとして

こういう人と関わるのであれば
値段を高くして、条件に見合う人だけを
相手にしてください。

自滅したくないのであれば。

もちろん、趣味なら全然問題はありません。

しかしビジネスなのだとすれば
これから紹介する2つの質問に、
はっきりと答えられるかどうか、
が重要なんです。

逆に答えることもできず、
またその内容が
「顧客の共感を得られない」
ないのであれば、
趣味レベルで一人で
やっていくのが健全です。

わざわざ人を入れてチームとして
動く必要すらありません。

まだ早いんです。

ビジネスとは、
社会的な意義があってこそ
やる意味のある行為です。

そろそろ2つの質問について、
話を進めたいわけですが、
質問に大きく関係する、
3つの嘘について触れておきます。

誤解されている3つの嘘

この3つです。

おそらく独立・起業をしようと
思っている人であれば、
それぞれのシーンに
出くわしているのではないでしょうか。

僕もまだ駆け出しの
ビジネスコミュニティで活動していたときに
こんなシチュエーションに悩んでいる人を
見かけましたし、

当時の僕も
「そうなんだろうか」
と疑っていた時期がありました。

1つ1つ触れていきましょう。

「やるかやらないかだけ」のウソ

もしWEBデザイナーで成功している先輩が、
具体的な方法論ややり方を教えて、
無理やり仕事の案件を投げて、

「あとは、やるかやらないかだけですよ」

という話をしたのだとすれば、
それはうまくいきません。

その仕事をこなすことは
できるかもしれませんが、
結局、本人はただ与えられたことを
こなしただけですから経験しただけで、
自分のやりたいことなのかどうかすら、
わからないなら、何も変わらないのです。

極端な話を言えば、
自分のやりたいことが明確にならないうちに、
仕事だけが与えられて、
その勢いで会社を辞めて、
独立したり・起業などのビジネスを
スタートしても、

本人としては、
別にやる理由も動く理由もないわけですから、
自分から仕事を取る意欲もなく、
ただただ収入が減っていくだけです。

そう、仕事が来なくなった時点で
そのビジネスは終わりです。

この言葉が意味を持つのは、
やりたいことが明確で、
その方法論がわかったときです。

逆にやりたいことが明確ではないシーンでは
不適切な言葉です。

「○○がないからできない」のウソ

「○○がないからできない。」
これはよく聞く話です。

「ただのいいわけ」
と片付けることもできます
でも、大事なのはこの言い訳がでてくる状態です。

・スキルがないからできない
・経験がないからできない
・やったことがないからできない
・自信がないからできない
・実感がないからできない

などなど。

〇〇がないからできない、
と言ってしまうくらいの状態は、
言い換えれば、

「あなたはまだ独立も起業もしないほうがいい」

という信号です。

だって、そうでしょう？

もし、本気で独立や起業をしていこうと
思っているのであれば、
こんな弱気なセリフを吐くわけがないのです。

まだまだそのビジネスに対して
本気になってない証拠です。

「〇〇がない。だったらどうしょうか。」

それが本気になった人の発想です。

・スキルがない。だったらどうしようか。
・経験がない。だったらどうしようか。
・やったことがない。だったらどうしようか。
・自信がない。だったらどうしようか。
・実感がない。だったらどうしようか。

受け身の人はこんな発想は無理でしょう。
主体的にならなければ、
出てこない発想ですから。

しかし、残念ながら本気にならなければ、
ビジネスでの成功なんてありません。

本気になれるまで、じっと我慢しましょう。
サラリーマンで十分です。
焦る必要はありません。

むしろ、そんな弱気で、
独立・起業しても長続きはしません。

自分の今の状態を理解するところが
今やるべきことです。

趣味レベルで十分でしょう。

まだ早いです。

「尊敬する人がやめろと言うならやめるべき」のウソ

これもよく聞く話です。
もし、あなたがアイデアを持って独立したい、
起業したいと打ち明けたとき、
あなたが心から信頼していて、
いつもお手本にしてきた人が、
「やめたほうがいい」
とアドバイスをくれました。

もしそれで、
あなたがやめようと思うぐらいなら、
やめたほうがいい。
その先生の言ったことは正しいです。

ただ、その一方で、やる人はそれでもやります。

つまり、尊敬する人がやめろ、
というからやめるべきではなく、
それでもやろうと思えるかどうか、
という話です。

人にちょっと言われたぐらいで
あきらめられるぐらいなら、
初めからやめた方がいいんです。

ちなみに僕は尊敬する人が
やめろと言われたって、
やるときはやりますし、
やった方がいいと言われても、
自分が納得しなければ、やりません。

それで痛い目を会ったこともありますが、
関係がないのです。

だって自分が納得してないんだから
しょうがない；笑

そして、もし反対されるだろうと思うことなら、
僕らなわざわざそれについて
意見を求めようともしません。

つまり、相談する段階で大抵の人は、
自分で結果がわかってるんです。

背中を押してもらうために相談をする。
否定して欲しいから
否定してもらうために相談する。
自信がないからそれを認めてくれる人に相談する。

全てではありませんが、
大抵は欲しい結論に合うような
相談相手を選ぶことが多いものです。

しかし、自分が思う意見ではなかったとしても、
それを乗り越える人はやっぱり強いのです。

それでもやる人は、結果を出します。
どんな状況であれ、結果を出す人です。

あなたは周りの全員の反対を
押し切ってでもやりますか？
あなたには、今、その覚悟がありますか？

覚悟ないのであれば、
今、その時ではないのでしょう。

まだ早いです。

前置きが長くなりましたが、
いよいよ2つの質問です。

これは独立・起業したい人が
必ず答えられるようになった方が良いものです。

まず大きな問いとしては、たった1つです。

問い：あなたは、なぜ、そして何のためにその事業を成功させたいのか？

この問いに答えてください。

しかしこれだと、
スッと答えられないかもしれません。

そこであえて2つに分けました。

質問１：あなたは、どうして独立or起業したいと思ったんですか？

なにがキッカケで、
独立・起業したいと思うようになりましたか？
具体的に書き出してください。
（なにを見ましたか？聞きましたか？知りましたか？体験しましたか？）

質問２：あなたは、何のために独立or起業するんですか？　
なんのために独立・起業しますか？
どうなりたいと考えているか、具体的に書き出してください。（経済的に？社会的に？周辺的に？精神的に？エゴ…？）

ぜひ2つの質問に答えてみてください。
この2つの質問から、

問い：あなたは、なぜ、そして何のためにその事業を成功させたいのか？

ここに答えてみてください。
そして、これがあなたの使命です。

ビジネスにおいて、この使命はとても重要です。

これがきちんと機能するから、
初めてビジネスに燃料が投下されるんです。

ちなみに使命がきちんと機能するかどうかを
チェックする項目があるので、
それも紹介しておきましょう。

＜チェック項目＞
□ これは本心か？悲願（使命）の中身は、利他的か？
□ 顧客がこれを見たら、応援者になるだろうか？
□ 10年後も必要とされるだろうか？
□ 長い間、ずっと思い続けてきたことか？
□ あなたがやるべき強い理由があるか？

さぁあなたの使命はどうですか？

顧客に共感を得るものになっているでしょうか？

この中身はとても重要です。
そもそも、なぜ、あなたは
その事業をやろうと思ったのか？
個人的な想い、社会的な理由を
取り出す必要があります。

ただし、やってはいけないこととして、
無理にこじつけたり、
よそから持ってきたり、
つくったりしたものではダメです。

それではただの絵に描いた餅。
機能しない使命です。

機能してないのであれば、
旗を掲げる意味もありません。

だから、問いに答えた文章を読んだだけで、
つい感情的になってしまうような
「本心と直結した理由」
を取り出す必要があります。

そしてそれが社会的な意義と
つながっている必要があります。

だからこそ、その想いが、
「だから、私たちがこれを成し遂げるのだ」
という使命に説得力をもたらし、
事業に一貫したベクトルが生まれます。
これが背骨です。

これがないビジネスは、
どこかでエネルギー切れが起きてしまったり、
単に稼ぎに走ってしまったりするだけで、
社会的に意味をなさないサービスが
出来上がる可能性があります。

また単に自分にしかフォーカスが向いてないようなものであれば、ビジネスになんてしない方が良いでしょう。

僕はおすすめしません。

心の奥底にある、
真に強いエネルギーをうまく活用しない限り、
ビジネスは伸びていきません。

提案：2つの質問に答えてみよう。

まずはそこからです。

以前の記事でも紹介しましたが、
目的がなければ、手段も機能しません。

目的を設定するから、脳は適切に機能します。
また、内側のエネルギーを
はっきり取り出すことで、
それを外に広げていくことができます。

使命が取り出せないうちは、
まだまだ遊び半分で良いとすら
僕は思っています。

それこそ趣味レベルで十分です。

というか趣味レベルにしか
ならないと思うのです。
何せエネルギーが足りませんから。

ビジネスとは社会的な意義があってこそ、
やっていくものだと僕は捉えていますから、
もし本気で外に広げたいと思うなら、
使命を取り出すことが
絶対条件だと僕は思います。

こんな話を読んで、
自信がなくなりましたか？

もしなくなったのであれば、
今はまだ早いのかもしれません。

「いいや、そんなの関係がない！」
と思うのであれば、
きっと大丈夫でしょう。

言葉にできていないだけです。

だったら言葉にしてください。
言葉にすれば、
それがあなたの力になってくれます。

今回は以上です
ヒントになれば。