【記事】「理想的な顧客は誰か?」を特定する9つ質問

RE:THINK+からの引用記事です。
このテーマは、
ビジネスをやる上で重要となる
「理想的な顧客」を自分の潜在意識から
取り出す方法です。


ぜひ誰を相手にしたら良いか分からない場合は
試してみてください。


どうも、内藤です。


今回はビジネス立ち上げ時に
とても重要になってくる問いです。

これに答えられなければ、
いつまで経ってもヒットしない商品を
作り続けるハメになってしまう可能性があります。


また、どんなサービスや商品を作ればいいか、
わからない、という悩みを抱えてしまう
主な原因の1つ
でしょう。

 

逆に言えば、ここさえ自分の中から
取り出すことができれば、
大きく1歩前に進むことができますし、
何より商品・サービスの解像度が
格段にあげることができます。


手助けになるようなワークも紹介しますので、
ぜひ最後まで読んでみてください。

 

準備はいいですか?


早速始めていきましょう。

 

#B-034:誰のために役立ちたいのか?

今回は「誰」を特定するための
9つの質問を紹介
します。


これまでいろんな問いを投げてきましたが、
ビジネスの立ち上げ段階で、
重要となってくる質問について
今回は触れていきます。


それが「誰に」という質問です。


実は、あなたが「誰に」という質問にさえ
答えることができれば、ビジネスは、
いくつでも作ることができます。


しかし、残念ながら
これからビジネスを始めようとしている人、
多くの駆け出しの方は、
自分のビジネスの対象となる人を
明確化していません。


ここでいうビジネスとは、
WEBデザイナーとして仕事をするとか
映像クリエイターとして仕事をするとか
そういうレベルでも言える話ですし、

起業のような世にない価値を
生み出していくという
大きなレベルでも同じです。


ビジネスの対象となる人を
明確にしていないというのは、

つまり、
「自分は誰のために役立ちたいのか。」
を考えていないから、
正しいビジネスを起こすことが
できないと言えます。

 

 

誰のために役立ちたいのかが
明確であれば、いろんなアイデアが
出てくるものです。

 

そして、その人に役立つことは、
すべてビジネスになります。


要するに、
商品になるし、
サービスになります。


これは、問題を直接、完全に解決しなくても、
それに関連する情報、サービス、商品の提供でも、
構いません。

 

また抱えている問題とは
まったく違うアイデアも、
喜んでもらえることならビジネスになります。

 


WEBデザイナーであれば、
WEBサイトを代わりに作ってあげること、
がサービスになるわけですし、

映像クリエイターであれば、
映像を代わりに作ってあげること、
がサービスです。


もう少し突っ込む人は、
広告運用を代行する、という
サービスをする人もいるかもしれませんし、

ビジネスの売り上げに貢献する、
という成果を約束して、
サービスをする人もいるでしょう。


いずれにせよ、
抱えている問題が解決に
向かうようなサービスであれば、
良い
のです。

 

つまり、理想とするゴールに辿り着ける
解決手段を持っていれば、それを提示して、
ゴールまで導いてあげれば良い
のです。

 


それは何も、
売り上げに寄与しなくなって構いません。
相手が悩んでいて、
やれば喜んでもらえるものであれば、
ビジネスになるものです。

 

そういう意味では、
あまり難しく考える必要はありません。

 

現実として人が喜ぶことをしてあげるだけで、
顧客満足を高めることができます。


もっと言えば、その人がとても困ったときに、
ほんの少し手助けをするだけで、
一生のファンになってもらえたりすることも
あるでしょう。

 

ビジネスとは、
繰り返しよくなっていく活動です。


ただお金を得るために
やっていることであれば、
その繰り返しが退屈になるかもしれませんし、

あるいは、もっとよくしよう
なんて思わないかもしれません。

 

たまたま自分のところで買ってくれたお客だ、
と考えていれば、誰かを助けること自体、
面倒だと思うこともあるかもしれません。

 

 

でも、はじめから役立ちたいと
思っている相手になら、
カンタンに、しかも当たり前のこととして
できますよね。

 

そういう意味では、
ビジネスがうまくいく秘訣というのは
当たり前のことの積み重ね

とも言えるかもしれません。

 

 

だから、誰の役に立ちたいのか?から始めれば、
きっとあなたはその人のために、
自分が持っているリソースを使って
「何ができるのか。」を
真剣に考え始めるはず
です。

 


その誰かが、あなたにとって、
大事な人で見捨てては置けない人であれば、
なおさら
でしょう。

 


これがあなたが自分のビジネスを
作り上げるベースになります。

 

 


とはいっても・・・。


「ビジネスってなんだか難しい。」
「とにかくお金をどうやって稼ごうか、」

こんな風に考えていたのであれば、
「誰の役に立ちたいか?」
という質問は難しいかもしれません。

 


そこで、今回、
自分が相手にしたい
「誰」を知るための
9つの質問を紹介
します。


それぞれ角度を変えた質問なので、
ぜひ取り組んでみてください。


9つの質問
1:誰と付き合いたくないのか?
2:誰といるのが理想なのか?
3:誰が困っているのか?
4:誰を助けたいのか?
5:誰を手伝いたいのか?
6:結果的に誰を喜ばせたいのか?
7:その人の年齢は?
8:その人の性別は?
9:具体的な人物名をあげると誰?

 

6までは、どんな人に役立ちたいのか、
どんな人に役立てるのかを表面化する質問で、
7~9までは、その具体的人物にまで
落とし込んでいく質問です。

 

この質問の順序は、逆もアリです。

 

あなたが役立ちたい具体的な誰は
どんな人なのかを統計化しても大丈夫です。


ビジネス用語では
「ターゲット」と言ったりしますが、
そのターゲットが明確なひとりに
絞られていることが、
ビジネスを露出していく上で、
もっとも重要なポイント
です。


ついつい僕らは、ビジネスを始めるときに、
いきなりターゲット層という、
ある程度、幅を持たせた状態で、
顧客を考えようとしてしまいます。


しかし、どんなことにおいても同じで、
「自分はあの人のために役立ちたいんだ。」
から始めるべきです。

 

そこから派生して、
もしかしたら、同じような人が
他にもいるのではないか。

同じようなニーズを抱えている人、
それはどんな人なのか?

そこで、その人たちの人口分析をしてみると、
どんな年齢で、どんな環境に生活していて、
どんなニーズを持っている人たちなのかが
結果的に、わかるんです。


それがつまり、あなたのターゲット層です。

 

はじめにターゲットを
層として考えるのではなく逆です。


自分が役立ちたいと考える
1人の人物から解像度高く考えて、
同分類の人たちを
ターゲットとしていく
べきです。

 


それでは、「誰」を決める
ワークを実践していきましょう。

 

9つの質問


質問1:誰と付き合いたくないのか?

ビジネスでは、お客だけでなく、
仕入れ先、取引先、パートナー、社員、
友人、株主、ライバルなど、老若男女問わず、
さまざまな人と関係があります。 

せっかく自分主導でやるわけですから、
付き合いたくない人を
寄せ付けないビジネスモデルを
作る必要があります。

 

さて、あなたが付き合いたくない人は誰ですか?

(例:夢を否定する人、偉そうな人、○○さん、値切る人、クレームを言う人)

 


質問2:誰といるのが理想なのか?

逆に、あなたがビジネスを立ち上げ、
そのビジネスをさらに伸ばしていく
ときに、理想的な人、またはお客さんは誰ですか?
(例:○○さん、自分の奥さん、ときには厳しいことを言ってくれる人)

 


質問3:誰が困っているのか?

困っている人を助けることができれば、
それはビジネスになります。
周りで困っていることから、
ニーズを知ることができます。
あなたの周りでは誰が困っていますか?
(例:○○さんが腰痛で困っている。○○さんは売上げが落ちて困っている。)

 


質問4:誰を助けたいのか?

これは、自分が無条件に愛せる相手です。
この人をお客にすると、
お客はとても大切に扱われていることに満足します。
さて、あなたが助けたいと
思っている人は誰ですか?


お金にならなくても、
この人を助けたいと思うひとは誰ですか?
具体名が出てこない場合は、
どんな人だったら助けたいですか?

 


質問5:誰を手伝いたいのか?

これは、先生業や、指導者、
メンター的な仕事をしたい方が、
考えると非常にうまくいく相手です。

つまり、相手が結果を手にすることで、
自分が喜べなければいけないので、
あなたが嫉妬しない相手を知る必要があります。
また、相手の目標、夢を自分の夢のように共感できると好ましいです。
(例:ひとりで黙々と夢に向かって奔走している○○さん)

 


質問6:結果的に誰を喜ばせたいのか?
 

この質問は、種類が違います。
例えば隣のご夫婦を助けたい。
そこで、その夫婦を安心させるために、
その夫婦のご両親の老後をお手伝いする
ビジネスを提案する。

みたいなことです。

誰を助けると、本当に喜ばせたい人を
喜ばせられるのか。ということです。

逆を言えば、
あなたがメインターゲットを助けることで、
ほかに喜ぶ人は誰なのか?

 


質問7:その人の年齢は?

あなたがこれまで書き出してきた
「誰」の年齢はいくつですか?
(「誰」が複数あれば、年齢も複数書き出してください。)

 


質問8:その人の性別は?

あなたが書き出してきた
「誰」の性別は、男性、女性、それとも?
(「誰」が複数あれば、性別も複数書き出してください。)

 


質問9:具体的な人物名をあげると誰?

あなたが書き出してきたモデルとなる
「誰」はどこのどんな誰ですか?
(「誰」が複数あれば、複数、実名をあげて書き出してください。)

 

 

以上がワークです。

 

 

提案:9つの質問に答えてみよう。

漠然と「誰のためのサービスなんだろうか」
と考えてしまうと、なかなかうまく自分の考えを
取り出すことはできません。


ですから、まずは今回紹介した
9つの質問を使いながら、
自分が相手にしたい人を
探り当ててみてください。

 

ここの解像度を上げることができれば、
必然的に相手にしたい人が見えてくるはずです。


またこの9つの質問に答えることができれば、
ChatGPTなどのAIで
ターゲットのイメージを
深掘りすることもできます。

ですから、
ぜひ一度だけではなく、
定期的に繰り返しながら、
問いに応えるようにしていくと、
より自分が相手にしたい顧客が
見えてくるかと思います。

 

今回は以上です。

ヒントになれば。