少し間が空きましたが、今回は前回の続きで

「どんなことを情報共有するか？」

について深掘りしていきます。

前回、僕は

「ちょっとした問題解決から

入ったらどうだろうか」

という話をしました。

実はこれ、半分正解で半分間違いだと思っています。

ただ、ネットで情報発信をやったことのない

人にとってのアドバイスだとすれば、

適切だと思っています。

今回はそんなお話です。

情報共有する、と言っても

ただひたすら自分のことを語っていても

第三者は興味を持ってくれません。

理由は簡単で、誰もあなたに興味がないからです。

だから、まずは相手が聴きたいこと

知りたがっていることを

ベースにして、情報共有をするといいんです。

そういうベースを僕は

“教科書"

と定義しています。

例えば、僕は映像クリエイターという

側面を持つわけですが、

映像クリエイターですから、

「映像について詳しい人」と思われたりするわけです。

それを活用して、映像や動画について

第三者が気になっていることを共有していくってことですね。

「動画は音が大事だから、マイク使おうね」とか

「keynoteでも動画作れるよ」とか

ですね。

この切り口によって、相手が変わったりしますが、

そこは自分が相手にしたい層を想定して

自分の中の専門性を教科書にして

自分が語るだけで良いわけです。

動画初心者であれば、動画初心者に見せる教科書を

準備して、それをわかりやすく伝えてあげる。

映像クリエイター志望であれば、

彼らに見せる教科書を準備して

わかりやすく伝えてあげる。

そういう感覚です。

人は誰しも生きてきて何かの専門家になっているはずです。

専門家っていうと、

仰々しいイメージをお持つかもしれませんが、

きっと他の誰かより詳しいジャンルって

あるはずなんです。

僕であれば、映像ですし

アニメーションですし、

ビジネスでしょうか。

もちろん、比較したら上には上がいますが、

僕が人より詳しいジャンルに

興味がある人は一定数いるものですから、

そういう人を相手にしていけば

相手が自分の話を聞いてくれる

っていう状況を作ることは可能です。

先ほども書きましたが、

人はいきなり何も知らない人に

興味はありません。

為になるとか面白いとか

その人にとって引っかかる何かがないと接点は生まれません。

だから、僕らは

意図的に自分が得意そうな

分野の教科書をあらかじめ準備しておいて

それについて語れるように

しておくと、一つ接点を持つことができます。

「いやぁ、専門家じゃないし、

教科書なんて準備するの大変じゃん」

なんて思うかもしれません。

が、僕が言ってるのはあくまで例えです。

これを日常的に置き換えれば

あなたもやってるはずです。

異業種交流会に言った時に

何も知らない人と話をするときに

自分のジャンルで質問されたら、

答えられるはずです。

あるいは、合コンでもいいし何かの懇親会でもいいでしょう。

誰かと接点を持つとき、きっと話している人との

共通点の話題で語っているはずです。

特に自分が得意な分野であれば、

人よりも話をしてたりするでしょう。

そーいう感覚です。

そういうときに

わざわざ教科書を鞄から出して

なんてことはしてないでしょうが、

頭中にある知識をとっさにわかりやすく

形にしてると思うんです。

それを僕は教科書と定義してたりします。

これを、ネット上でブログやホームページ、何かの記事

youtubeなどで、発信していけばいいんです。

それを毎日やり続ければ、

それはちょっとした教科書になるはずです。

もちろん、後で見返したら

もっとわかりやすくできたとか

まとめたい、と思うかもしれません。

そう思うならそのときに

簡潔にまとめたら良いでしょう。

とにかく、自分の中の

得意な分野で接点を持てるような

知識をまず共有していきましょう。

それが信頼関係構築で必要なことです。

4-4：機能的価値の教科書を持とう