突然ですが、

「フロントエンド」と「バックエンド」

という言葉を知っていますか？

初めて聞いたかもしれません。

実は、全体像の解説動画では言葉を変えて、説明しています。

それは、

「外側」と「内側」

という表現の部分です。

今回、構造化の復習も兼ねて、

さらに詳しく解説するので確実に押さえておいてくださいね^^

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「フロントエンド」と「バックエンド」

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この２つはビジネスをする上で、

最も基本的で、収益を上げるために必要な構造です。

すでに全体像で解説している外側の活動のことを

フロントエンドと言います。

要するに、

フロントエンドとは、

集客するための前段の仕組みです。

無料、あるいは低価格の商品、

サービスのことをさします。

フロントエンドは、

とにかく"人を集めること"を目的としています。

名刺がわりになるもの、と思ってもらっても大丈夫です。

僕は映像クリエイターですから、

僕で言うと

「この映像ならこの人にお願いしよう」

みたいな商品と言うこともできます。

もう少し深掘りするなら、このフロントエンドだけで

ブランディングが成立するものにする必要がありますし、

認知してもらう必要があります。

ですから、ビジネスをする上で、

最も投資をする部分です。

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例えるなら、スーパーで

お菓子が無料お試しで食べられたとします。

それが感動するくらいめちゃくちゃ美味しかったら

買うのを検討しませんか？

いや、検討する前に

買い物かごに即入れるでしょう。

そんなイメージです。

つまり、無料や低価格で体験できる段階で

「すごい！」って思ってもらったり、

「いいなぁ」って思ってもらえれば、

次を考えてくれます。

この辺りは、Youtubeとかも

twitterでも、pixivとかでも、そうですね。

無料でたくさんの情報はえられる時代ですから、

インパクトが強いものが、どうしても

意識されるものです。

無料でアップロードしている人たちは

別にビジネス（商売）をやろうとしている人

ばかりではありませんが、

クオリティが高ければ（質だけではありませんよ）、

もっと見ようかな、もうちょっと聴いて見ようかな、

と思う可能性は上がって行きます。

フロントエンドでやることは、こういうことです。

それがたくさんの人に見られるとか

聴いてもらえるような形が最も都合が良いです。

勘違いしてはいけないのは、

ここで収益化を頑張って上げてやろう！

と思うことです。

目的は集客ですし、認知してもらうことです。

一方で、バックエンドとは、収益化するための仕組みです。

全体像のイメージでは

「内側」と言う表現をしていました。

高価格の商品・サービスのことをいい、

"収益化"を目的としています。

このバックエンドはあくまで

フロントエンドで拾い上げたニーズを

さらに深く答えるためのものであると

次の仕事に繋げやすいです。

そしてフロントエンドでは

応えられなかった本来の目的（お客さんのニーズ）を

達成できるものであれば、ベストです。

実はこのフロントエンドと

バックエンドと言う二段階の構造が

できていれば、ビジネスは磐石になります。

残念ながら、多くのフリーランスはこれが

できていないため、不安定だったりします。

ですからここでは、よりイメージしやすいように

具体的にフロントエンドサービスと

バックエンドサービスについて取り上げていきます。

まず、この話はブライダルで

例えるとわかりやすいので

ブライダルで事例を出して紹介しますね^^

例えば、

毎年、冬くらいからよく行われている

「ブライダルフェア」

これは基本、無料で結婚式の一部を体験できるサービスです。

試着ができたり、料理を食べることができたり、会場見学ができたり。

つまり、フロントエンドサービスが

まさにブライダルフェアです。

では、バックエンドは、というと

「結婚式」です。

フロントエンドサービス（ブライダルフェア）で

知ってもらい、体験してもらい、

その会場で挙式を挙げる価値を感じてもらいます。

そのために、無料や低価格でサービスを

提供して認知してもらいます。

このブライダルフェアで、クオリティが低ければ、

「実際の結婚式も微妙なんじゃないか？」

と思われるため、どんな会場でも

質は高く提供します。（ここすごく重要です）

ここで、質がしょぼければ、

候補にすら上がりません。

しかもブライダルは高額な買い物にも

かかわらず、1会場の来場で決めてしまうカップルは

めちゃくちゃ多いですから（比較検討はしても2会場くらいまで）、

まさに一発勝負に近い感じです。

もちろん、ブライダルフェアの質が高くて、

結婚式は低い、というのはサービスとして

おかしいですから、そういうことはNGですが、

それくらい"インパクトを与える"

”適切に価値を伝える”ということが重要です。

適切に価値を感じてもらえれば、

その会場で式を挙げることが決定します。

またフロントエンドとバックエンドは

「素敵な結婚式をあげたい」という

ニーズで繋がっています。

もちろん、結婚式の後にも

別のバックエンドを準備することは出来ます。

「1周年記念で、ディナーをしませんか？」

という提案を出しても良いですし、

「子供が生まれたら、思い出の場所で

結婚式会場で写真を撮りませんか？」

という提案をしても良いんです。

つまり、フロントエンドで

お金を投資して、質を上げたブライダルフェアを

やったとしても、そのあとのバックエンドの

結婚式や、記念写真、ディナーなどで

キャッシュを回収できる仕組みになっていることが

収益化において重要な構造だ、ということです。

だって、ブライダルフェアでお客さんを

獲得できさえすれば、結婚式で

収益が上がりますし、そのあとのディナーなども

ハガキを郵便で案内するだけで、次に繋げられるわけです。

ハガキの郵送はたった数十円ですから

広告費がそれだけで済むって

すごいですよね。

こんな風に、

うまくいっている仕組みを作っているところは

全てこの「フロントエンド」と「バックエンド」

という二段構えの構造を取り入れています。

バックエンドで収益化がきちんと出来ていれば、

フロントエンドを"広告としての機能"を

持たせることができます。

そのフロントエンドで価値を感じてもらい

信用していただければ、あとは丁寧に

バックエンドで、お客様の対応をしていけば

良いわけですから、ビジネスとしても

かなり安定していきます。

しかし、自転車操業をしているような

ビジネス展開しているところは、

基本は単発で終わってます。

書籍を出すだけ

アニメを作るだけ

映像を作るだけ

デザインをするだけ

まさに製作会社はこの形です。

「このやり方が悪い」

といっているわけではありません。

「もったない」と言っているだけです。

「仕組みを作る」ということは、

「構造を作る」ということです。

構造化していないビジネスは

ビジネスとしては不完全です。

そして残念ながら多くのフリーランスは

構造化せずに単発で仕事を受け、

それを繋げていることがほとんどです。

これでも良いんですが、

「勿体無いなぁ」といつも思うのです。

Youtuberもしかり、

芸人さんもしかり、

出版もしかり、

人を集める部分と収益化する部分は

本来は分けるものです。

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たとえ商品が同じだったとしても、

「無料体験」「無料お試し」といった具合に

多くの人に体験してもらい、

価値を感じてもらう活動がした方が良いです。

それをするから、次に繋がるんです。

化粧品を提供しているドモホルンリンクルも

60日間の無料お試し後の定期購読という

サービスがありますよね。

お試しがあるからこそ、商品の価値が伝わり、

そこからさらに次の商品へと繋がっていきます。

つまり、収益が上がります。

これは仕組みを作る前の

フリーランスの仕事としても有効です。

・お試し価格で仕事を受注する

これをやっている人は決して多くないですし、

一部では、低価格で仕事を受けることは

「業界の価値を下げる」なんて意見もありますが、

構造化を考えていれば、本来は問題はない話です。

下げたい人には下げさせておけばいいんです。

どうせ長続きしませんから。

確実に次に繋がる、リピーターになる可能性がある

お客さんなら、この手段はかなり有効です。

（ただし、工数がかかるモノを作る場合は、

構造化を丁寧にしないと、自分が辛くなりますし、

相手を選んだ方が良いです：苦笑）

構造化は、仕組みを作る上での基礎中の基礎です。

ぜひ覚えておいてください。

2-4：仕組みは二段階に分けること