No34:集客とメディア

今回は、集客の話題です。

 

 

インターネットで集客をするにせよ、

オフラインで集客にするにせよ、

 

原則、押さえておいた方が良いことがあります。

 

それは、

「自分のサービスを必要としている

お客さんは一体どこにいるのか?」

です。

 

 

インターネット上で集客をする場合、

僕はこれを”メディア"と表現することが多いのですが、

 

オフラインの場合は、言い方が変わって来るかもしれません。

 

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もし、あなたが

大学生の家庭教師のアルバイトを募集しているのであれば、

大学の生協と掛け合って、食堂に張り紙を貼る、

というのは1つの選択肢かもしれません。

 

 

家庭教師のアルバイトで募集したいのが

大学生であれば、大学生がいそう場所に

情報を提示する、という具体的なアクションが必要です。

 

 

もっと言えば、

大学生が見てそうな"メディア"はどこか?

という発想が必要になってきます。

 

そういう意味で、僕は

“メディア"

と表現するのです。

 

 

よく集客でこんな困りごとを耳にします。

 

仕事の営業で困っている

手当たり次第に訪問営業するのは大変だ

何か企画した時に、なかなか人が集まらない

人材募集が上手く行かない

 

 

原因は色々あるとは思いますが、

これまでいろんな人の相談に乗ってきた

僕の経験からすると、

 

 

自分のサービスを必要とする

お客さんが一体どんなメディアを

主に見ているのか?

 

という、

"メディアの特定"ができていないことが

多いように思えます。

 

 

もちろん、それ以外にも、

そもそもどんなお客さんが自分のサービスを

必要としているのか、というイメージが湧いていない

 

自分のサービスはどういうものなのか?

を、お客さんへ3秒でわかるように説明できない

 

 

自分のお客さんが、一言で「自分ごとだ!」、

と反応する言葉(コピー)をわかっていない

 

 

などという理由もあるかもしれません。

 

 

営業、集客をしていく上で、

必要最低限、はっきりさせていかなければ

いけないことは決まっています。

 

 

その中で、お客さんが見ているメディアを

特定する、というのは最低条件の1つです。

 

 

しかしこれをやらずに、

偶然的に人を集めようとする人が

多いような気がするのです。

 

あるいは、いま流行っているメディアを

使おうとする人が多いような気がするのです。

 

 

「巷では、どうやらPPC広告が流行っているから

PPC広告をやってみよう。」

 

「Facebook広告が流行っているから、

今度はFacebook広告だ!」

 

「自分はtwitterしかやってないから、

とりあえずtwitterで告知しよう。」

 

 

これでは、

ただ思いつきで、人に声かけをしているだけです。

 

 

こんな事例を紹介すると、

おかしなことに気づくかもしれません。

 

 

例えば、これは

大学生の家庭教師のアルバイトを募集しようと

しているにもかかわらず、老人ホームの入り口で、

必死に家庭教師のアルバイト募集をしているようなものです。

 

 

もちろん、たとえそのような状況であっても

人が来ることはあります。

 

 

「そう言えば、うちの孫が大学生で、アルバイト探してたのよねぇ」

 

 

そういうケースに遭遇すれば、

集客をすることも可能でしょう。

 

 

中には親切なご老人がいて

「だったら、老人ホームに来ている人たちに

聞いて見ましょうか」

 

 

と動いてくれることもあるかもしれません。

 

 

しかし、このケースで言えば、

効率は決して良いとは言えません。

 

あえて、老人ホームにいる高齢者のお孫さんの

大学生にアプローチする意味はないと思うのです。

 

 

それなら、大学生に直接アプローチする方法はないか?

ということを考えた方が労力も含めて、効果は上がるものです。

 

 

こんな風に、オフラインの例を出せば

当たり前のことを

インターネットになってしまった途端、

急におかしなことをやっていたりします。

 

 

仕事であれ、プライベートであれ、

人と何かをしていこう、と考えるのであれば、

たとえそれがインターネットを介した媒体であっても

普段、日常でしていることを、そのまま適応する方が

上手くいくことの方が多い、と僕は感じています。

 

 

それを集客でいうなら、

自分のサービスを最も必要とするお客さんが

日常的に見るメディアはどこか?

 

 

という話です。

 

 

イラスト関係の講座や仕事などを募集するなら、

Facebook広告なんかよりも

Pixivに出ている広告を活用する方が良いかもしれません。

 

 

今すぐ解決したい!と考えている人なら

ネットで頑張って検索しているかもしれません。

それなら、Facebook広告よりも

PPC広告などの、検索広告が適しているかもしれません。

 

 

薄毛の悩みを解決したい!

と考えているなら、検索広告もありかもしれませんが

実はアダルトサイトにあるような広告は

使えないだろうか、と考えることができるかもしれません。

 

 

健康系のセミナーやコンテンツを

提供するなら、よく人が見ている健康系の

メディアに掲載してもらえないか、を検討することは

良いかもしれません。

 

 

農業に絡む話題なら、地域で配布されている

農業新聞に掲載できないか?を考えると

良いかもしれません。

 

こんな風に、商品やサービスによって

アプローチするメディアは変わります。

 

メディアが変わる理由は、

商品やサービスによって使うお客さんが違うからです。

お客さんが違えば、その日常は千差万別です。

 

 

それでも、共通する何かをやっているはずですし、

共通して見るメディアはあるはずです。

 

 

 

そこを丁寧に特定して、アプローチできれば、

集客は僕らが思っている以上に、簡単になります。

 

 

新聞はダメだ

看板広告はダメだ

PPC広告はもう使えない

mixiは時代遅れだ

 

・・・など

 

 

もしそんなことを言っている人がいるとすれば、

そのメディアを最も活用しているお客さんのことを

知らないだけ、だと僕は思うのです。

 

確かにメディアに流行り廃りはあるでしょう。

ですが、メディアが存在する限り、

そこを利用するお客さんはいるものです。

 

 

 

重要なのは、

「お客さんから見て、日常的なメディアはどこなのか?」

 

 

 

そこの特定をまず丁寧にやっていきましょう。

 

 

もちろん、

ここを雑におろそかにしても良いでしょう。

資金や労力がかかっても構わないのなら。