No26:リスク分散

今回はリスク分散のお話です。

 

 

フリーランスをやっている人で、

1つしか事業がない人も多いかと思います。

一方で、複数の事業を回している人もいるでしょう。

 

 

例えば、1つしか事業を回していない、

という話であれば、映像製作案件しかやらない

というものですね。

 

 

複数の事業を回している、という話であれば、

映像製作事業以外に、教えるような教育事業を

やっていたり、あるいは、WEBデザインの仕事を

やっていたり、というものです。

 

 

これはどちらが良い、というものではありません。

 

 

ただ、事業が1つであれ、複数であれ、

僕はリスク分散のための手段はいくつか持っておいた方が良い

と考えています。

 

 

例えば、映像製作しかやらないのであれば、

映像製作を自分だけで終わらせる案件もあれば、

チームとして動く案件も持っている、とか。

 

常に自分だけで終わらせる案件だけしかないけど、

何かがあった時に、人に任せられるだけの

状況を確保しておくとか。

 

 

集客の窓口は、紹介がメインだけど、

広告からの集客を呼ぼうと思えばできる状況にあるとか。

 

 

そーいう感じです。

 

 

 

フリーランサーが最も弱い部分は、

一人で全てを回さないといけないような

状況の場合です。

 

 

その場合、例えば、

自分が体調不良を起こしてしまったとか、

怪我をしてしまったとか、

パソコンの調子がおかしくなって、仕事ができない

とか

 

 

いろんなリスクが存在すると思うんですが、

そういう場合、孤独のフリーランスでいることは

ものすごくリスクです。

 

 

ですから、ビジネスを作っていく上で、

最も考えていかないといけないことは

「自分がいなくても回っていく仕組み」

をどう作り上げていくか?

です。

 

 

これが上手い人は、事業を立ち上げて

2,3年もあれば、徐々に自分がいらない状況に

なってくるはずですが、

 

あまり深く考えていなかったり、

対応をおろそかにしていれば、

いつまでたっても、自分が動かなければ、

ビジネスが回っていかない、という

状況です。

 

 

この辺りは、自分がリスクについて

どう考えているのか?で対応策は変わってきますが、

もし何かあった時に、対応できるように

したいなぁと思えば、ぜひ仕組みを作ることを

考えてみてください。

 

 

 

仕組み、と言っても、広告運用をしましょうとか、

講座を作ろう、とかそういうレベルの話ではありません。

 

 

自分が最も動きやすい状況を作れさえ

すれば、それで良いのです。

 

 

それは、例えば、自分がやっていた仕事を

後輩にお願いして、OJTみたいな形で

レベルアップしてもらって、いざって時は

仕事をお願いできる状況にしておく、

でも良いわけですし、

 

 

営業が得意な知り合いがいれば、

仕事を取ってきてくれたら、

成果報酬で支払う、みたいなスタイルで

仕事をし始めたって良いのです。

 

 

よく仕組みというと、かなり壮大なことを

考えてしまいがちですが、

僕らがすることは

自分がいなくても回るような状況にすることです。

 

ですから、それが

機械で代行することなのか

第三者にお願いすることなのか

の違いです。

 

機械で回るようになれば、仕組みという

言い回しがしっくりくるようになるかもしれません。

 

 

でも、スタッフがいる、メンバーがいる

というのも十分仕組みの一つです。

 

 

そして、それを正々堂々とやっているのが

会社であり、組織です。

 

 

自分が突発的に休んだって、

仕事は誰かが回しています。

 

 

そんな風に、複数の事業をやったり、

複数のメンバーで仕事をやったり、

機械で代行できる部分を構築したり、

ということをやっていくと、

いろんなものがリスク分散されていきます。

 

 

 

 

そして、リスク分散をすると、

 

「チャレンジする仕事」

「お金を生み出す仕事」

 

この2つに分けて考えることができるようになります。

 

 

 

ビジネスというのは、

お金がベースになってきます。

 

毎月の安定したキャッシュフローを生み出すには、

最低限のお金を生み出す仕事が必要です。

ですが、それはずっとやっていても

面白みがなくなるものです。

 

ですから、

より次へ行くための、チャレンジする仕事を

するために、仕組みをあらかじめ生み出しておく方が

良い思うのです。

 

 

それができれば、チャレンジする仕事で

ミスをしても、失敗をあまり気にせず

何度もチャレンジすることができます。

 

 

 

ちなみに大手の企業は

研究開発が、チャレンジする仕事

量産開発が、お金を生み出す仕事です。

 

 

ぜひ、最低限お金を生み出す仕事は

どんどん最適化をして、効率化をして、

自分がいなくても、仕事が回るようにしましょう。

 

 

そして最も面白い仕事をやるために、

自分の時間を使えると、かなり楽しい時間が過ごせます。

 

 

 

ちなみに僕は、

広告運用とディレクションが基本の最低ラインの仕事です。

これらの仕事が最も時間を使わずに、

最も利益を生み出す仕事です。

 

一方で、講座をやったり、アニメーションを作ったり、

ギルドの運営は、どれもチャレンジ仕事です。

時間は使いますが、やっていて楽しいことです。

 

 

さぁ何をリスク分散させていきますか?