どうも、内藤です。

今回のテーマは、
成功を台無しにする自分の行為についての
続きです。

今回の悪習慣は些細なものから、
クリティカルなものまで幅広いです。

しかもこの悪習慣があるだけで、
遠回りしているという人もいるくらいです。

ちょっとしたことですが、
このちょっとしたことが重要なんです。

さぁ一体どんな悪習慣が
僕らの成功を台無しにするんでしょうか。

今回は12個の悪習慣のうち
残りの6個を紹介していきます。

#B-046：自分を台無しにしていないか？その２

今回紹介する、僕らの成功を台無しにする
悪習慣は6個です。

・とりあえず
・昔話
・でも、だって、どうせ
・ため息
・依存する
・お金第一

多くの場合、台無しになっていく
本当の理由は、どれも、習慣的なことです。

しかも無意識的なこと

だから、本人だけではなかなか気づけない。

これが難しいところです。

さぁ一体どんなことでしょうか？
前回は6つを紹介しましたから、
残りの6つを紹介します。

ここからの悪習慣は口癖レベルのものです。
口癖レベル、で侮ってはいけません。

口癖には人の本音、深層心理が出ていますから。

そして僕らは、その口癖を見て、
「あぁ、ちょっとこの人はむずかしいな」
と判断ができてしまうくらいに、
一発で、その人の性質がわかってしまう
診断ポイントです。

逆に言えば、口癖を切り替えていくだけで、
これまでビクともしなかった物事が、
一気に動きはじめるということが
起こるくらいです。

しかも、動きはじめるのは、
他の人の働きかけ、協力によってはじまります。

つまり、「口癖一つで人脈が好転してしまう」
ということを、ぜひ覚えておいてください。

と偉そうに書いてますが、
実は僕も1つだけ、いまだに、
やってしまっているものがあります。

さぁあなたにはこんな悪習慣となっている、
口癖はありますか？
ぜひ一度意識してみてください。

１：とりあえずと言う習慣

「とりあえず」という口癖です。

そう、これがまさに
僕が今も使っている口癖です。

言ってしまった後、
「あぁしまったなぁ」と思うものでもあります。

「とりあえず」という言葉は、
その先の展開を期待していながら、
そのプロセスを妥協できる都合のいい言葉です。

しかし、その先の展開を期待していながら、
一旦「とりあえず」で結論を出してしまうと、
もうそのあとに追求することはありません。

つまり、「とりあえず」というクオリティで
物事がはじまるんです。

とはいえ長所もあります。

それはスピード感です。

だから、とにかく腰が重いようなときには、
ベイビーステップを掲げて
「（とりあえず）ここからはじめよう」
とやるのは、１つの方法です。

そう、僕はこの手をよく使うんです。

ただ、本来は、「とりあえず」で
考えたプランだとしても、
その言葉を口には出さないのが
ポイントだそうです。

これは先輩に言われたことです。

なぜなら口に出した途端、
誰もが「とりあえず」のクオリティ
しかイメージしなくなるから。

よく僕が成長のプロセスについて
やってみることから入る、といっていますが、
僕はやってみることと
「とりあえず」ということを
つい混同して使いがちです。

物事を形にする場合、
このとりあえずが無意識のうちに
足を引っ張ることもあるんです。

特に、他者との関わり合いで、
スピードを求めていたとしても、
「まぁこんなもんでいいか」
と思われないためには、
「とりあえず」という言葉は
きちんと封印していくことです。

職人さんであれば
「とりあえず」という言葉が
嫌いな人もいるでしょう。

そんな中途半端なものは作れない、と。

スピードはあるけども、クオリティがない。

これでは、本物に近づきません。

もし、本物を目指すのであれば、
スピードとクオリティはトレードオフではない、
ということを意識しておくと良いです。

多くの人は、スピードを求めるほど、
クオリティは下がる、と誤解しています。

しかしよく考えてみると、
スピードを求めるのであれば、
クオリティは必然的に上がるんです。

もちろん、限界点はあります。
限界点はあるものの、
最高速度は最高クオリティの領域があるんです。

例えば、和食の職人が魚を捌くのに
3時間かけていたら、
まずい料理になるのは目に見えてますよね。

スピードが遅い、ということは
動きに無駄があると言えるんです。

無駄のない動きを追求すれば、
それは必然的にクオリティが高くなり
最速です。

つまり、多くの人が誤解している
トレードオフの領域は最高クオリティで、
最速の領域ではなく、

今の最高クオリティから
どれだけ時間を優先にして、
クオリティを落とすか？という領域の話です。

仕事のクオリティを上げなければ、
スピードは実現しません。

一般的に言われる話は
スピードを重視するあまり、
雑な仕事をすることで、
クオリティを落としているにすぎません。

丁寧だけど早い。
仕事やビジネスで本物を目指すなら、
この領域まで日々研鑽を積んでいく必要があります。

そう考えると「とりあえず」の怖さが
少しイメージがつくかもしれません。

そう、クオリティの観点で言えば、
かなり下を想像させるんです。

だから、ベイビーステップのスタートでしか
使えないと僕は理解しています。

２：昔話の習慣

この口癖は、
「あのとき（頃）はよかった」という武勇伝や、
昔話の習慣です。

「前職では、こんないい思いをしたことがある」
「子供の頃は、こんなにいい暮らしをしてたんだ」
「部長をやってた頃は、これだけ給料もらってた」

あぁ、あのときはよかった…。
いつ話をしていても、
いつの間にか昔話になってしまう人がいます。

こんな口癖の人は、
今、うまく行っていない人で、
もっと言えば、
これからも「うまくいかない」可能性は
高いものです。

人間、過去に栄光のある人は、
それを語りたいものですが、
時と場所をわきまえたほうが良いでしょう。

この口癖がなせよくないのか？というと、
未来を創っていく現場では、
昔話はプラスにならないからです。

昔話をする人の深層心理は現実逃避です。

「あぁ、昔はよかった」
そういうことは、つまり今を見ていないわけです。
今を見ていないということは、
主観と事実を分けられていないということです。

それはつまり、今ある課題に対して、
今どうするべきか？を積極的に考えられていない、
ということです。

過去の話ばかりしていても、
未来が変わることはありません。

目線は未来に。
僕らは常に未来に予約をしています。
それはどんな人でも。

だから、
「これから自分はどうなりたいのか」、
「そのためには何をやっていけばいいのか」
こういうことを意識することが、
未来をよくするための方法だと僕は思うんです。

３：でも・だって・どうせの習慣

物事をなしていくときに、
誰かのアドバイスを受けることは
多々あるはずです。

そういう時に、
自分がどんな反応をしているのか？
を客観的に見ておくと、
この悪習慣を見直すことができます。

もし、そのときに、
「でも」「だって」「どうせ」という
否定的な反応が出てきてしまう場合は
もしかして自分で自分の成功を
潰しているかもしれません。

とっさに「でも」を使ってしまうのであれば、
それは否定したい気持ちの表れかもしれません。

物事を成功に導く場合、
どうすれば自分の想像が実現できるのかを
真剣に考えているはずです。

アドバイスする側も、
どうすればあなたの計画がが
実現できるかを見ているでしょう。

にもかかわらず、
プライドや劣等感といった、
否定したい気持ちが出てまうなら
それはあなたは自分に矢印が向いていて、
まだ成功する状態にはいない、ということです。

なぜなら、せっかくの金言となる
アドバイスを誰よりも先に否定するわけですから。

もちろん、「でも」の真意が純粋な疑問による
反論なのであれば、それは突破口になりうる
ものです。

そういう場合は、建設的な意見になりますから、
「でも」の意味を履き違えないようにしましょう。

とっさに「だって」を使ってしまうのであれば、
それは言い訳したい気持ちの表れかもしれません。

つい言い訳をしたくなってしまうとすれば、
自分の計画や想像をを実現させたいと思う
本気度が、実はアドバイスする側よりも
低いんです。

人はついやれない理由、
やらない理由を無意識で考えてしまいます。

それをあえて口に出してしまうほど、
反射的に動いているというのは、
あなたはまだ成功できる状態ではないんです。

やれる理由を考える人が
物事を動かすんです。

こんなことを言っているなら、
まずは考え方から変えたほうが
良いかもしれません。

とっさに「どうせ」と言ってしまうのであれば、
それはあきらめの気持ちを表しているかもしれません。

「どうせムリ」というような
あきらめの言葉が出てくるなら、
そもそも、あなたは自分の目標や計画を
実現できるだけの準備すらできていないんです。

無理と言ってしまうレベルでは、
できるものもできません。
そう、あなたが無理なら、無理なんです。
そんな状態なら、やめておきましょう。

４：ため息の習慣

この口癖には、いろんな効果があります。

ただ、その効果はポジティブなものと
ネガティブなものがあります。

ため息には、2つの効果があります。
１つは、自分のストレスを和らげる効果。

ため息をするということは、
ストレスがかかっていて、
肺の負担をえらすために
無意識で実行される行為です。

そう、ストレスが緩和されるんです。

もう１つは、自己催眠です。

要は「あぁ、なんて自分は不幸な境遇なんだ」と、
不幸であることを自分の中に、
強く刷り込んでいく効果です。

この効果は他者にも影響を与えて、
周囲にも心配をかけるものです。

イメージしてもらえればわかるかと思いますが、
ため息をついている人がいたら、
「え？どうしたの？」と
気になってしまいますよね。

意識が下がり、
士気が下がることもあります。

まぁないと思いますが、
クライアントの前で、ため息をつく
クリエイターがいたら、なんかいやですよね。

大丈夫？っていう気にもなりますし、
もしかして面倒だっただろうか、
と不安になる人もいるかもしれません。

場合によっては、
人を怒らせることもあるかもしれません。

ため息ばかりついている人の
近くにいたいと思う人は少ないものです。

ため息ひとつで、
人を遠ざけているかもしれないんです。

これは習慣としては避けたいですよね。

仕事は、人とやるものですから、
周囲に人がいなければ仕事は生まれません。

５：依存する習慣

「まだ今度仕事を依頼するよ」
「検討して近々連絡入れます！」

こんな風に、クリエイターに対して、
一見好意的な回答をしてくれるク
ライアントを見かけることはあります。

もしかしてフリーランスであれば
一度くらいは経験があるかもしれません。

しかしこういう回答をしてくる方というのは、
その場限りで、大抵は仕事にならないばかりか、
連絡すらないこともあります。

駆け出しの頃、そういうクライアントがいたので、
「では少し日程あけておきますね」と言って、
わざわざあけておいたことがります。

しかし一向に連絡も来ずに、
ただ他の案件の仕事を断ったり
日程調整した
ということがあります。

こんな風に、自分に主導権がなかったり、
決定権がないところで、
力を借りたりすることを依存というそうです。

クリエイターの場合、
大抵はクライアントが主導権を
握っていることが多く、
どちらかといえば、依存体質にならざる得ない
と言う場合もあるかもしれません。

もちろん、フリーランスであれば
少し強気に行って、
「その料金では対応できません」と断ったり、
「日程を抑えたい場合は、前金をいただきます」
みたいなスタイルを取ることだって可能です。

いずれにせよ、相手の主導権の割合によって、
依存度が高いか依存度が低いかで、
自分の状況は大きく変わるものです。

ちなみに、サラリーマンは依存度100％です。

会社が潰れれば、給料は払われないですし、
強制的なリストラは日本では稀ですが、
会社の給料が減ってしまえば、
その影響をもろに受けます。

そう、文句をつけられない立場関係にいて、
会社を相手に、主導権も決定権もないんです。

これはどんな仕事でも
似たような状況になり得ます。

だからこそ、
どれだけ依存度を下げていけるか？
はフリーランスにおいてとても大事な問いです。

たった一社だけの契約で、
常に仕事をいただいているというところが
あったとしても
それは依存度が高すぎますから、
別ルートを考えた方が良いんです。

うまく行っている時ほど、
ついつい忘れてしまいがちですが、
依存度の高さは回避しなければいけない
緊急度の高い内容です。

６：お金が第一の習慣

駆け出しの人を見ていると多くが、
お金に大きな価値をおいています。

確かに、お金は重要です。

しかし、お金を使うこと自体が、
もったいないと考えてしまうと、
物事はうまくいきません。

またお金を使うこと自体に、
罪悪感を持っている人たちもいます。

しかし物事で成功していくためには、
一般的に持つお金という価値観を
捨てた方が良いこともあります。

本来、価値があるのは、時間です。
なぜなら、時間はすべてを生み出す
リソースだからです。

そして、お金は時間を生み出すリソースです。

このお金を使うことで、
便利なツールを使えるようになって
時短になったり、すぐに移動できるようになって
物事を早く勧められたり、できるんです。

お金は使うことで、
レバレッジを効かせられます。
逆に使わないと価値を生まないんです。

僕らは時間を作るために、あるいは、
時間の価値をひきあげるためにお金を使います。

たとえば、タクシーを使うことで
移動時間を節約したり、
移動を運転手に任せて自分は考え事をしたり、
他のことができるようになります。

たとえば、新幹線。グリーン車に乗るのは
贅沢がしたいからではなく、
落ち着いて考え事をしたり仕事ができるからです。

お金を消費活動をするための
リソースと考えてしまうと
この発想は生まれないかもしれません。

消費ではなく、投資としてお金を使うんです。
投資をケチっていては、
ケチな結果しか生みません。

僕らは人々の生活を豊かにするために、
日々活動しています。

にもかかわらず、
人生の時間には限りがあります。
時間がいちばん大事なんです。

提案：1つずつ悪習慣をやめていこう

前回も合わせれば12個の悪習慣がありました。

これらを止めるだけで、
自分の掲げた目標がグッと近づくはずです。

それだけ悪習慣は強力で、厄介なんです。

特に最後のお金第一の習慣は
ビジネスをこれからやっていこう、
と思う人にとっては、
1番のボトルネックかもしれません。

なぜならビジネスを始める前は、
消費活動にお金を使うシーンが
ほとんどだからです。

中には自己投資だ、と思って、
お金を使っている人もいるかもしれませんが、
そうではない人はとても多いものです。

だからこそ、自己投資にお金を使えなかったり、
広告にお金を使うことに抵抗があったり、
ちょっと楽をして、生産性を上げることに
ケチになったりするんです。

駆け出しの場合は、予算という概念すら、
仕事においてはありませんから、
お金に関してはほぼ真逆の動き方になっている、
とも言えるかもしれません。

そういう状態では、
うまくいくものもうまくいきません。
ぜひうまくいく習慣を当たり前にして、
目標を達成していきましょう。

ということで、今回は以上です。
ヒントになれば。

#B-048：自分が成功を台無しにしていないか？その２