どうも、内藤です。

前回までは、
自分の軸を中心にビジネスを作っていく
という話をしてきました。

基本的にはここまでの内容を抑えれば、
あとはニーズ次第、競合次第
という状況です。

しかし、それでも
どうしても立ちはだかってくる壁、
というのがあります。

それが、
セルフイメージです。

「思うように結果が出ないな」
「なかなか収益化ができない」
「頑張っても頑張っても全然ダメだ」

といった悩みを抱えている場合、
それはもしかしたら今回話をする
テーマである、セルフイメージが
密接に関係しているかもしれません。

このセルフイメージ、実はものすごく曲者で、
うまくいっている人は自覚することなく、
適切なものを持っていますし、
うまくいかない人もまた自覚することなく、
不適切なものを持っています。

それほど、セルフイメージは
物事の成功に大きな影響を与えます。

うまく行きたいと思うなら、
ぜひこのセルフイメージを
適切にしていくことから始めていきましょう。

ということで、準備はいいですか？

#B-043：結果を出すためのセルフイメージを持っているか？

ビジネスや仕事で望むような結果を得るための、
適切なセルフイメージを持つことです。

そもそもセルフイメージとは何か？

セルフイメージというのは、
自分のことを、自分で何者と理解しているか
という認識のことです。

原則として、
セルフイメージと言動や行動は一致します。

そして結果は行動から生まれるので、
セルフイメージと結果は一致します。

「え、そうなの？全然ピンとこないけど、」

と思う人もいるかもしれません。

それもそのはず、セルフイメージは
行動した結果を周囲からフィードバックしたときに
獲得するものですから、

結果とともに成長していく、
と理解する方が自然です。

そしてこれまで解説してきた、
現実創造のメカニズムにおける意図と行為は、
セルフイメージに紐づいた意図と行為です。

だから、結果が変わる前に、
わざわざ
「よし、意図と行為を変えるぞ！」
なんてことを意識しないように

気づいたら良い意図と行為をやっていた
となっているわけです。

成功した結果、それをフィードバックして
無意識のうちに日常に取り組みを変えていることで
気づけば良いサイクルになっていた、
というのが、ごく一般的な現実創造のプロセスです。

先ほど書いたように、
普通は、収入が上がったから
セルフイメージが上がります。

大きな仕事をやり遂げたから
セルフイメージが上がりますし、
評価をされたからセルフイメージが上がります。

こんな風に、結果から
セルフイメージは作られています。

順序としては外からの結果を受けて、
自分の認識を改める、
という形でセルフイメージは構築され、
成長していくものです。

しかし、「うまくいかない」
「私なんか」みたいな過小評価ばかりしている人は
ここにちょっとした罠があります。

例えば、実際の実力はあるにもかかわらず、
チャンスに遠慮して、必要以上に
過小評価した場合、
周囲に映るあなたのイメージは実際よりも
小さいイメージです。

そうなると、その小さいサイズに
見合ったものしか物事は発生しない、
ということが起きます。

例えば、それが仕事であれば、
重要な仕事は任されず、
誰にでもできそうな仕事しかこない
みたいな感じです。

つまり、過小評価した分、
手元に来る仕事のレベルも高くなく、
チャレンジの場を与えてもらえない、
なんてことになりかねないんです。

その結果、成長することすらできない、
なんてことにもなりかねません。

これがビジネスで、
ものすごく大きな影響を与えます。

ちょっとした遠慮で、仕事の依頼が来ない
お客さんが来ない、買わない、去っていく、
なんてことが起きてくるわけです。

この過小評価という状態は、
全てを台無しにする威力があります。

言い換えると、
セルフイメージが適切でない、というだけで、
来る仕事も来ず、うまくいくビジネスすらも
うまくいかない、
なんてことにもなり得るんです。

さぁここまで読んで、

「私なんて・・・」
「自信がないけど大丈だろうか」

こんな気持ちていることのリスクが少しずつ見えてきたでしょうか？

少しイメージしづらいかもしれませんので、
事例を出すと

例えば、値段設定。

他社では25万でLP制作を受注していて、
仕事のスタイルも仕事の質もスピードも、
あなたと同じだとしましょう。

しかしあなたはLP制作を5万円で受注しています。
値段設定は、自分の自信のなさからつけた値段です。

他社では、2週間で納品し終わり、月に4本受けて、
月100万円ほどの収益が上がっていますが、
あなたは2週間で納品し終わり、月に4本受けても、
月20万円ほどにしかなっていません。

さぁこの違いはどこから生まれるのでしょうか。

例えば、営業スキル

他社では、自信満々でデザインを受注しています。
商談に入れば、ぜひ私にお任せください、
とやや強引に仕事を取るくらいの印象です。

しかしあなたは弱気で自信なさげで、
デザインを受注しています。

無理やり売り込むなんてことはしませんが、
お客さんからは「大丈夫だろうか」
と不安になっているようにも感じます。

もしかしてあなたは他社よりも
ずっときめ細やかなヒアリングをしているかもしれないのに、
自信のなさ、弱気であることが原因で、
時に顧客に不安を与えてしまい、
契約に繋がらない、といったことが起きています。

さぁこの違いはどこから生まれるのでしょうか

例えば、オファー

他社では、堂々とこういうお客さんは
お断りをしています、
と突き放すような見せ方をしつつも、
はっきりとスタンスを明確にしています。

一方、あなたは自分のやっていることに
自信もなく、誰かの承認が欲しい状態で
迷いながらやっているため、
売るサービスにたくさんのおまけや
割引をつけていて、
ようやくなんとか売っている感じです。

そのどれも、
自分のサービスに自信がないからです。

全く同じ商品やサービスを出しているにも
かかわらず、向こうは割引もないし、
おまけもない。
でもなぜかうまく行っているように見える。

さぁこの違いは一体どこから生まれるのでしょうか？

というように、
セルフイメージが適切でない、
というだけで、ビジネスの
ありとあらゆる打ち手を間違えてしまい、

本当は相手にしたくないお客さんを相手にしたり、
本当は設定したくない値段を設定したり、
本当はやりたくないサービスを打ち出してしまったり、
ということが多々あります。

駆け出しの場合であればあるほど、
このセルフイメージはビジネスにおける失敗を
引き寄せるものです。

特に価格設定ほど、
セルフイメージに直結する話題はないため、
弱気でつけた値段が結果的に
長続きしないビジネス生み出す、
きっかけになったりするものです。

しかも、日本人独特の感覚である
「お金は汚いもの」「もっと労働をした方が良い」
といった価値観が輪をかけて、低価格で
設定している値付けの罠に気づけないこともあります。

もしセルフイメージが適切なものでなければ、
それだけでビジネスはいくらでも失敗します。

実はビジネスでうまくいこうと思うなら、
セルフイメージを変える方が
早い場合はよくあります。

というのも、多くの場合、
ほとんどの人が自分を変えたくないからです。

自分以外の部分に問題を見つけて、
そこに対して必死に取り組むことが大概です。

例えば、商品を改良したり、価格を変えたり、
マーケティング手法を変えたり、
コピーライティングのスキルをあげることで、
レターの成約率を上げようとしたり、
あらゆる要素を1%でも多くあげていこうとします。

もちろん、それはとても重要です。

これまで解説した通りに、
ビジネスは改善活動ですし、
やり続ければ良くなっていく
サイクルを回していくこと、
ですから、適切な行動です。

しかし、あなたが変われば、ビジネスが変わる、
という事実にも目を向ける必要があります。

自分以外の要素を変えることだけが
全てではありません。
むしろ、自分を変えることの方が、
他のあらゆる要素を頑張って変えることよりも、
重要である、ということは多々あります。

しかし、先ほど書いたように、
ほとんどの人は、自分を変えたくありません。

だって、自分を変えるのには、
勇気と強い意思が必要だから。
それに面倒くさいんです。

だから、自分が変わるということについては、
最後の最後。
そういう手段として考えています。

でも、自分のセルフイメージと
結果は一致しますから、
マーケティングを変えるより、
広告コピーを変えるより、
商品を変えるより、
ホームページをリニューアルするよりも、

まず自分のセルフイメージを変えたほうが、
スッと結果は出るものです。

セルフイメージを変えてから、
改めて、マーケティングや広告を考えるんです。

すると、今まで見えなかったことが
みえるようになります。

ガラガラッと結果が音を立てて変わるのです。

事実、5,000円でしか
売れないと思っていた商品も、
セルフイメージを変えるだけで、
25,000円で売れます。

お願いして、おまけをつけて、
値切られながら買ってもらっていた商品も、
セルフイメージが変わると、
相手から「売ってください」
と言ってくるようになります。

信じられないかもしれませんが、事実です。

なぜこんなことが起きてくるんでしょうか？

それは、
セルフイメージが行動を決めるからです。

セルフイメージというのは、
マーケティングよりも結果が早く、
しかも劇的な変化をもたらすことができるスキルです。

セルフイメージの効果とは？

セルフイメージの重要性は
伝わったかと思いますので、
続いてはその効果についてです。

残念ながら僕らの現実は、
勝手には変わりません。

今、それなりの生活をしていれば、
5年後もそれなりの生活ができます。
今、それなりに幸せだったら、
10年後もそれなりに幸せです。

今、それなりに自由だったら、
明日もあさっても、それなりに自由です。
今、右肩上がりに成長していたら、
3年後も成長し続けています。

言い換えると…
今、お金を稼げなければ、10年後も稼げません。
今、不幸だったら、このさきの将来もずっと不幸です。
今、フリーターだったら、来年もフリーターです。
今、不自由な人は、明日もあさっても不自由です。
今、状況が下降線で悪くなっているなら、
来年はもっと悪いです。
今、ダメな自分なら、20年後もダメなままです。

現実創造のメカニズムの回でも解説したように、
僕らは無意識で現実を創造しています。

創造するために必要なのは、
意図と行為の２つですが、
意識的に何かをしようと思わなければ、
僕らの意図と行為は過去やってきた
延長線上の選択の中で、自動で反射的に選ぶだけです。

だから、基本的には何も意識しなければ、
勝手に変わることはないんです。

意識しなければ、
すでに自動操縦のまま、突き進むんです。
つまり、過去の繰り返しをやるんです。

例えば、今、あなたはガンに
かかっているとしましょう。

もし、そのままのあなたでいたら、
どうなるか考えてみてください。

ガン細胞は血流にのって、
全身に潜伏ガンとして広がります。
その微細なガン細胞が発症しはじめれば、
あっとういう間に、
全身ガンに犯されてしまうでしょう。

要するに、治る病気でも、
何もしなければ変わりません。
悪化の進行は止まることはないでしょう。

例えば、今、あなたはフリーターです。
もし、そのままの自分でいたら、
3年後はどうなってますか？
多分、その仕事がなくならなければ、
あなたはフリーターのままです。

外部要因に変化がなければ、
あなたは、今と同じ毎日を過ごして、
職業はフリーターをやっているはずです。
おそらく年収も対して変わらないし、
朝起きる時間も大きくはかわらないでしょう。

ただ、残念ながら、
外部要因は変わります。

当たり前ですよね。

つまり、自分がが自分を
1つも変えなかったとしても、
自分の生活に密接している社会は変わります。

例えば、物価がどんどん上がるかもしれませんし、
中東で戦争が起きてエネルギーが高騰して、
ガソリン代や電気代が上がるかもしれません。

会社が潰れてしまうかもしれませんし、
社会制度が変わって社会保険が上がり
賃金が下がるかもしれません。

住んでいる家の家賃が上がるかもしれませんし、
取り壊しで出て行かなければ
ならなくなるかもしれません。
もちろんその逆の可能性もあるでしょう。

会社の業績が急に良くなって、
給料が倍になるかもしれないし、
たまたま買った宝くじが当選するかもしれません。

どちらの可能性が大きいかはわかりません。

良くても悪くても、半々です。
自分が変わらなくても、
これは確実に、あなたの現実に影響を与えます。

ただ重要なのは、
・外部要因は必ず変わる
・自分の人生は外部要因にコントロールされる

という点です。

つまり、自分から変わろうと思わなければ、
自分の人生は外部要因の影響を
ダイレクトに受けてしまい、
流されるままになってしまう、ということです。

自分の人生が外部要因に
コントロールされてしまう、
というのはどうなってしまうんでしょうか？

例えば、

親の介護が必要になってしまったから、
やりたいと思っていた趣味の時間を
割けなくなってしまった、とか
物価上昇で家計が圧迫されて、
やりたくない残業を増やさざる得なくなった、とか
関わりたくない嫌いな上司といつも
毎日顔合わせないとダメ、とか

そういうものです。

今まで余裕があったのに、
その余裕の間になんとかしようと
思わなかったがために、
自分で決断しようとしなかったがために、
自分で変えようとしなかったがために、

外部要因によって希望するしないにかかわらず、
その選択をしなければいけなくなる、状況です。

もし、自分で自分を変えようとすれば、
いろんな道があるはずで、
それを選ばずに先延ばしばかりしていると、
結果的に外部要因によって決断させられる、
なんてことはよくあります。

これは結構辛いと思うんです。

流されるまま何も自分を変えずに
なんとか必死にやり過ごすのか、
それとも外部要因をうまく使いながら、
自分に適した状況を生み出すのか、
は天と地の違いがあります。

さぁどちらを選びましょうか。

セルフイメージを変えるということが
結果を変えていく、というのに
ものすごく大きな影響を与えるものです。

ついつい先送りしがちな
ものですが、本当に先送りして良いのかどうか
ぜひ一度立ち止まって考えてみて欲しいんです。

セルフイメージをあげる方法

さて、冒頭、普通は
結果を受けてセルフイメージを
成長させていく、と紹介しましたが、
実は逆のアプローチも可能なんです。

つまり、先にセルフイメージを上げて、
結果をそのセルフイメージに合わせていく
という方法です。

「え？そんな方法あるの？」

と思うかもしれませんが、
あります。

というか、それはすでに、
これまでの記事で解説している通りです。

現実創造のメカニズムで言えば、
「未来を予約する」そのものです。

いま、ここにフォーカスし、
やりたいことを、今やり始めることです。

未来の予約の仕方は
覚えてますか？

忘れてしまったのであれば、
ぜひ過去の記事を読んでみてください。

今回、それを、もう少し
一般的な方法を紹介していきます。

今回は幾つかある方法論のうち、
最もわかりやすく一般的に言われる方法を
紹介します。

それが「役者になる」という方法です

いわゆる、理想の自分像を持つ人の
モデリングをしましょう、
ということです。

モデリング、聞いたことありますか？

実はモデリングというのは
未来を予約するために
とても良い「いま、ここ」にフォーカスする
アプローチ方法の１つです。

今回は、いろんな切り口で、
モデリングするための切り口を記載しますので、
参考にしてください。

-------------

１：体型
理想の自分像は、どんな体型をしているのか。
痩せ身なのか、ぽっちゃり型なのか、
筋肉隆々なのか、日焼けしているのか、
さわやかな色白なのか。
こういうイメージを、役作りして演じましょう。

質問１：理想の自分像はどんな体型をしているのか書き出してください。
痩せ身、ぽっちゃり、筋肉隆々、肌の色は焼けているのか…など、
絵や写真を貼るとイメージしやすい。
またなぜ、その体型が理想なのか？

２：ファッション
理想の自分像は、どんな服をまとい、
どんなアクセサリー、アイテムを持っているのか。
その着こなしは？というイメージを作って演じよう。

これは、理想の役者がいれば、
そういう人を真似るということでもOKです。
あたらしい自分に生まれ変わることが大切なので、まずは変わってみることです。

質問２：理想の自分像はどんなファッションを
みにまとっているのかを書き出してください。
写真を貼ったり、絵を描いたりするとイメージしやすい。
また、なぜ、そのファッションが理想なのか？

３：歩き方
気にしていない人が多いですが、
意識するだけで、周りの印象はけっこう変わります。
ドカタの兄ちゃんの歩き方と、モデルの歩き方は
まったく印象が違う。それぐらいに目立つ要素です。

質問３：理想の自分像はどんな歩き方をするのか書き出してください。
理想とする人の写真を貼ったり、絵を描いたりするとイメージしやすい。
また、なぜ、その歩き方が理想なのか？

４：話し方
やってみると面白いのですが、話し方を変えると、
考え方や行動も変わります。
話し方というのは、普段無意識ですが、
意識することで考え方にも、行動にも、感情にも影響力があります。

話し方を変えるだけで、奥さんとのつまらない喧嘩がなくなったり、愚痴を言わなくなったり、
不平不満がでてこなくなったります。
これは、話し方と行動にミスマッチが起こらないように脳が働くからです。

質問４：理想の自分像はどんな話し方をするのかを書き出してください。
目標とする人がいれば、写真を貼ったり、絵を描いたりするとイメージしやすい。
また、なぜ、その話し方が理想なのか？

５：考え方
理想の自分なら、顧客とトラブルがあったとき、
こういう考え方をする、というように、
いろんなケースを想定して、考え方を意識してください。
考え方を意識的にコントロールすることで、それが習慣化し、自分の人格に反映されます。

質問５：理想の自分像はどんな考え方をするのか書き出してください。
モデリングする人があれば、写真を貼ったり、絵を描いたりするとイメージしやすい。
また、なぜ、その考え方が理想なのか？

６：生活習慣
理想の自分像は、どういう習慣を持っているか。
習慣というと幅広いので、ここでは生活習慣と考えてください。
朝起きたら、どういう行動をとるのか、
人と会ったらなにをまずするのか。
そういう習慣をイメージして、その行動をやってください。
習慣化すれば、その理想像はあなた自身。

質問６：理想の自分像はどんな生活習慣なのかを書き出してください。
朝起きたらなにからはじめますか？
写真を貼ったり、絵を描いたりするとイメージしやすい。
なぜ、その習慣が理想なのか？

７：行動
行動というと漠然としてしまいますが、
理想の自分なら、電車で座っているとき、お年寄りが入ってきたらどんな行動をするのか。
気付かない振りをするのか、気付いたけど何もしないのか、目の前に立ったら、譲ってあげるのか、
それとも、入ってきたらスッと席を立って誘導してあげるのか。

そういう行動を意識してはじめてください。
１回やるごとに、セルフイメージが上がっていくのがわかります。

質問７：理想の自分像はどんな行動をするかを書き出してください。
電車で、お年寄りが乗ってきたら…　
また、なぜ、その行動が理想なのか？

８：愛用品
理想の自分は、どんなアイテムをこよなく愛しているのか。
そういうものを見つけて、愛用品として持ち歩いてみてください。
万年筆や手帳でもいいです。

質問８：理想の自分像はどんな愛用品があるのかを書き出してください。
写真を貼ったり、絵を描いたりするとイメージしやすい。ちょっと良いモノがポイント。
また、なぜ、その愛用品が理想なのか？

９：持ちもの
理想の自分像は、どんなアイテムを持っているのか。ファッションに近いかもしれませんが、ちょっとここでは思考を逆転して、
こういうモノは持たないということを考えてください。

例えば、１００円ショップに売っているモノは買わないし使わないし持たない。
バーゲンで売られたモノは、買わないし使わないし持たない。ということを考えてみてください。

質問９−１：理想の自分像はどんなアイテムを使っているのか書き出してください。
写真を貼ったり、絵を描いたりするとイメージしやすい。

質問９−２：理想の自分像はどんなアイテムは持たないのかを書き出してください。
こういうモノは買わないし、使わないし、持たない。
また、なぜ、その持ちものが理想なのか

１０：付き合う人
理想の自分は、どういう人と仲が良くて、どういう人が周りにいるのか。
付き合う人はどういう人なのかということを考えてください。

そして、そういう仲間を作ったり、そういう人が集まる場に行くようにしてください。
はじめは、相手から集まりませんから、自分から集まっている場所に行くようにします。

また、こんな人とは付き合わない。
ということも明確にしてください。
周りにいる人全員が自分の成長を助けてくれる人ではありません。
人の足を引っ張って喜ぶ人もいますから、誰とは付き合わないのかを明確にすることはとても重要です。

質問１０−１：理想の自分像はどんな人と付き合っているのかを書き出してください。
どこに行けば、そういう人たちと知り合えて仲間入りできるのか。

質問１０−２：理想の自分像はどんな人とは付き合わないのかを書き出してください。
その人たちと出会わなくていいようにするためにはどうすればいいのか？
なぜ、その付き合う人が理想なのか？

１１：他人との距離感
これは社員や顧客との距離感も同じです。
どういう距離感で接する人が理想なのか。
顧客にも、無礼講で家族のようにフレンドリーに接するのか、友人でも、紳士のように礼儀をわきまえた接し方をするのか。

どちらが良いということはありませんし、
どちらが悪いということもありません。

ただし、他人のパーソナリティーを持ってきてもうまくいかないので、自分の価値観と照らし合わせて考えてください。

質問１１：理想の自分像は人とどんな距離感を保っているのかを書き出してください。
顧客、友人、仲間、知人、家族、メンター。あらゆる立場を考えてください。
なぜ、その他人との距離感が理想なのか？

１２：収入
社長であれば、自分の給料は自分で決められます。
ここでの収入は、年収（給料）はいくらにするのかということです。
現実をはるかに超えた年収を設定しても、
崩壊するだけですから、
現実的なレベルで年収を理想に近づけてください。
その年収にふさわしいビジネスに成長することになります。

質問１２：理想の自分像はどんな収入をとっているのかを書き出してください。
月収、年収レベルで考えて、現実的レベルで理想に近づけてください。
なぜ、その収入が理想なのか？

１３：財布の中身
年収は決まりました。
では、財布の中にはいくら入っているのが理想像の自分なのか。
これを考えて中身を追加したり入れ替えたりしてください。
10万円を財布に入れておく。
すると、10万円を使える余裕がセルフイメージに反映されます。
そのお金は使わなくてもいいので、その力を借りるのです。
普段から持ち歩かない人にとってはビクビクするかもしれません。つまり、ビクビクしてる、というのが今のあなたのセルフイメージです。
さぁ普段から持ち歩いてる人はどういう振る舞いだろうか。

質問１３：理想の自分像の財布にはいくら入っているのかを書き出してください。
他、カードや会員証なども考えてください。
写真を貼ったり、絵を描いたりするとイメージしやすいです。
また、なぜ、その財布の中身が理想なのか？

いかがでしょうか？

これは以前、自分の理想について考えたのと
同じです。それより解像度高く取り出し、
それを実際に自分が始めてみる、という取り組みそのものです。

演じてみる、という話から始めてますが、
実際、そのように振る舞い始めるからこそ
未来は予約され、結果的にそれが現実に変わるんです。

さぁ、どうでしょうか。

提案：理想の自分像に近い人を見つけて、モデリングしてみよう

僕の知り合いはモデリングがものすごくうまく、
彼の振る舞いを見ていると、相当苦労して
モデリングして身につけたんだな、
と感じる瞬間があります。

それくらいモデリングの精度が高い方なんですが、
モデリングを極めると、セルフイメージも
かなりコントロールできるようになってきます。

僕らのセルフイメージが
僕らの限界を決めています。

ですから、セルフイメージをコントロールすれば、
限界を引き上げることができます。

多くの場合、○○さんのようになりたい。
このような願望を持っている人は多いです。

でも、そのままでは、
その人を超えることはおろか、
その人に並ぶことすら叶わないものです。

それは、コピーはオリジナルを超えられない、
という話と同じです。

しかしそうであったとしても
「守　破　離」というように、
必要なエッセンスを修得したら、
あとは自分自身に落とし込んで、
独自を作るフェーズがやってきます。

つまり、最後には「離」あこがれを捨てる
というプロセスをする必要が出てきます。

この捨てるという行為は、
次のステージに行くためには必要なスキルです。

まずは守段階をきちんとやり切っていきましょう。
それだけで今よりもずっと良いセルフイメージを獲得できるはずですから。

そうやって、適切で、理想のセルフイメージを身につけられたとしたら、それはいつしかそういう結果が自分に得られる、という素敵なお話です。

ぜひやってみてください。

今回は以上です。
ヒントになれば。

#B-044：結果を出すためのセルフイメージを持っているか？