どうも、内藤です。

今回の内容は、
これまで自分軸を取り出した上で
作ってきたビジネスがうまくいくのか？を
確認するための内容です。

いわゆる競合はどうなっているのか？を
確認する作業です。

そう、競合です。
ビジネスとは競争ですから、他者がいます。

では、その他者がどういう状態なのか？
をある程度、把握しておけば、
自分のビジネスに取り入れたり、
ヒントにすることができるんです。

ビジネスを作り上げるときに、
悩むこと多くありませんか？

例えば、値段っていくらに
すればいいんだろう？
サービス構成ってどうすればいいんだろう？
決済ってどうすればいいんだろう？
どんな風に集客すればいいんだろう？
色々あると思います。

実際、僕も初めて自分で
ビジネスをやるときに、色々悩みましたし、
その割には他社のビジネスを
把握するということを疎かにしてきました。

その結果、
値段が市場よりも低かったり、
他者がやっている作業手順と違う手順で、
非効率だったり、
お客さんに見せるメニュー少なくて、
もっと良いサービスができたのに、
非効率的にビジネスをやっていた時期がありました。

こういう積み重ねがあると、
結果、お客さんが離れていく、
なんてことになりかねないわけです。

デザイナーや映像クリエイターであれば、
今回の競合調査は、普通に仕事としても
活用できるはずです。

売り上げやブランディングに
貢献していこうと思うと
どうしても競合を理解しなければ、
適切なアプローチができないからです。

今回の話題は、少し具体的に
どうやって競合を見ていくか？
という話題に触れながら、

どのポイントを抑えて、
情報を集めていけば良いか？
という部分を解説しました。

#B-046：競合はどうなっているのか？

自分軸のビジネスを企画した後は、
競合がやってるサービスをみて、
取り込める部分を取り込んでいきましょう。

初めてビジネスをやる、
という場合はもちろん、

新しい取り組みの場合、
どうしても抜け漏れが発生します。

しかし、前人未到の企画をやっていく、
というわけではなく、
大抵の場合はすでに先人が何かしら取り組んで、
うまくいっていることがほとんどです。

特にビジネスというカテゴリーの場合、
うまくいかなければ、
市場から消えてしまうくらい
シビアな活動ですから、
長続きしているというだけで、
とても貴重であり参考にすべきところは多いものです。

ですから、自分軸を中心に考えたビジネスも、
一度は周囲がどうなっているのか？を
意識的に把握した方が
結果的に、楽に成果を出せるものです。

そこで今回、市場リサーチの切り口や
アイデアを元に、どんなことに
気をつけて競合を調査すれば良いか？
を紹介します。

あなたの商品を欲しがる人はいるのか？

自分軸で取り出したビジネスは
まだ自分の中だけで存在している
絵に描いた餅です。

重要なのはここから。

あなただけがいいビジネスだと思っていて、
他の誰も欲しがらない
ビジネスである可能性は十分にあります。

他の誰も欲しがらない商品は、
当然ながら売れません。

つまりビジネスとして
成り立たない可能性があります。

だから、あなたのビジネスは
本当にニーズがあるのか
を知る必要があります。

それを市場調査と分析をやっていきます。

今の時代、市場調査は
ネットで調べられるので、
まずはそこから入っていきましょう。

ビジネスとは需要と供給で成り立つものです。
ネット上でそれが顕著に現れているのは

・検索
・再生数
・リツイート数

といったものです。

競合を調べることで、相手にしてる
顧客を洗い出すことができます

だからニーズが先にわかるなら、
それがいいんですが、

それがわからない場合は、
まず先に競合を調べていくと、
逆算で顧客を特定することができます。

特に、ネット上で見るべき項目は
広告が出ているかどうか？です。

広告が出ている＝広告費を回収できるくらい
儲かっている、
ということです。

誰も出し続ければ
赤字の広告なんて出しませんよね？
だから広告を見るんです。

また顧客との初回接触で
広告は最も効率が良いメディアです。

広告を確認する方法は大きく2つです。

１）ユーザー目線：媒体ごとで実際に見てみる

種類としては大きく２つあります

・検索広告：例）google/yahoo　
・SNS広告：例）X（twitter）、youtube

検索広告の場合、悩みや困りごとを
自覚している人が利用する顕在層が多いので、
ここで出てくる広告は
自分のビジネスと関連性がある
競合を特定しやすいです。

実際に検索してみると良いでしょう。

また検索時にレコメンドされる
キーワードで出てくる広告も確認すると、
競合が見えやすくなります。

一方でSNSの場合は、潜在層が多めです。

今、この瞬間、
探しているわけではないけど、
その広告を見て
「そういえば」という層が反応するものです。

SNS広告を確認する方法は、
出てきた広告をクリックして、

AIでの最適化して出現回数を
増やすという取り組みが一番早いかと思います。

最近のAIは実際のクリックした情報を元に、
近しいカテゴリーの広告をどんどん出すように、
調整してきます。

初めの１回だけでも競合の広告を確認できれば、
後は芋づる的に広告を確認することができます。

２）広告利用者目線：広告ライブラリを見る

別の方法としては、
実際に広告運用車側の視点に立って、
リサーチをする方法です。

決して多くはありませんが、
最近の広告は透明性を確保するために、
他社がどんな広告を出しているのか？を
調べるライブラリーが存在します。

meta広告ライブラリ

広告透明センター（google）

tiktokクリエイティブセンター

こういうものをチェックしてみると、
競合にどんな人や会社がいるのか？
を把握できます。

オーガニックでの検索する

google/yahooでいえば、
広告を確認するときと同じですが、
みるべきところは広告以外のSEOで
上位に上がっているところと、
MEOで上位に来ている会社です。

特に店舗を持っているところは、
広告は出してないけど、
GoogleMAPが上位に表示されやすいMEOは
とても重要で競合になりやすいところです。

SNSにも検索バーはありますので、
そこで検索をしてみると良いでしょう。

例えば、競合をX（twitter）で探し当てる場合は、
まずよく使われるビックキーワードで調べてみます。

ただ、それだと狙い通りの競合が
見当たらない場合はよくあります。

例えば、
最近デザイナーの営業に興味が湧いて、
調べてたんです。

「デザイナー　営業」とかで

そうすると、いろんなユーザーの声が
TLで確認できます。

彼らの投稿をみて、やることは２つです。

１）情報発信者側のアカウントを抽出

先ほど書いたみたいにビジネスは
需要と供給で成り立ってます。

つまり、発信者もいれば、受信者もいます。
受信者の方が圧倒的に数は多いわけですが、
発信者を特定できれば、
そこから、そのアカウントが
競合のアカウントなのかを調べることができます。

２）自分が認識できていない
「特定のキーワード」を抽出

どういうことかというと、
ビックキーワードというのは、
一般人が思いつく言葉の場合がほとんどです。

デザイナーが営業に困ってた、とすると、
「デザイナー　営業」って割とすぐ思いつきますよね。

例えば、「デザイナー　営業」で調べた時に、
ユーザーが使っていたキーワードは
こんなものがありました。

・法人向け案件獲得
・デイトラ
・法人営業
・仕事の受注
・エンド営業

これらは、
・ハッシュタグでつけられているもの
・アカウント名
・投稿
から抽出していきます。

この２つを交互にやることで、
競合になるアカウントの特定と
対象のユーザーが使っている
特定のキーワードを取り出します。

このリサーチで僕が
たどり着いたアカウントは

はらさん
codelifeを運営している

やまさん

特定のキーワードは
エンド営業

WSS

上記は、デザイナーの営業についての
リサーチだったので、これらのアカウント以外にも
いろんなものが見つかったわけですが、

僕が知らない単語として
「エンド営業」というものがある、ということ
エンド営業を専門にやっているスクールがあるものがわかってきました。

リサーチというのは基本的には
特定のキーワードさえ見つけることができれば
かなり具体的に競合を特定できます。

こんな風に特定のキーワードが見つかれば、
そこからまた、Googleやyahoo検索によって
検索することで、より深く情報を探したり、
幅を広げることができます。

またYoutubeなどであれば、
検索しつつ、再生回数で
フィルタリングすると
欲しい競合が見つかりやすいものです。

さて、こんな風にネット上でリサーチすると、
競合が見えてくるので、
実際のそのWEBサイトをみて
情報をまとめましょう。

ちなみに、競合のWEBサイトから
競合情報をまとめるポイントはこちらです。

競合のWEBサイトを見る項目

・URL
・SNSの有無
・LPの有無
・会社情報
・サービス内容
　・競合商品のコンセプトは何か？
　・いつ売ってるのか？
　・どこで売ってるのか？
　・誰が売ってるのか？
　・誰（どんな顧客）に売ってるのか？
　・何（どんな特徴を持った商品）を売ってるのか？
　・いくらで売ってるのか？
　・何と言って売っているのか？
　・どのように代金を回収しているのか？
　・どのように売ってるのか？

あとツールが使えるのであれば、

有料ツールで他社の情報を調べる、ということもやりましょう。

・similarweb
・Ahrefs

など。

など、モニタリングツールは色々あるので、
そういうのを使うとより精度が上がります。

さてここまでできたら、
以下の問いに答えてみましょう。

質問１、競合相手はいるのか？
あなたのビジネスにライバルはいましたか？
ライバルがいない場合は、「なぜいないのか？」考えられることをすべて書き出してください。

質問２、ライバルはどんな商売をしているの？
ライバルがいると答えたら、そのライバルは、「誰」に「何」を「どんな方法で」商売をしていましたか？
（差別化できること、ライバルを越えるための
アイデアも書き出してください）

いかがでしょうか？

ここまでやると、競合がかなり具体的にイメージ湧いたと思いますし、どんなWEBサイトを使い、どんな広告で初回接触を図り、どんなサービスを訴求することで顧客にサービスを提案しているのか？
が見えてくるはずです。

提案：ネット上にある競合を調べてみよう。

ネットの情報は調べたい放題です。
実際にユーザーの気持ちになるためには、
そのサービスを利用してみないとわかりませんが、

サービスを利用する以前の情報で、
競合が顧客に対して、
どんな風に訴求をしているのか？は
かなり深いレベルで理解できます。

SNSやホームページといった
誰でも閲覧できるところだけの情報しかないのか。

それとも、メールやLINEといった媒体を使って、
ダイレクトに顧客に対して、アプローチをして、
フロントエンドやバックエンドといった
仕組みが構築されているのか？

それによってもビジネスの規模も
売り上げも大きく変わってきます。

ぜひその辺りまで深く情報を理解した上で、
競合を立体的に捉えていきましょう。
競合を捉えることができれば、
自ずと顧客ニーズも見えてきます。

ぜひやってみてください。

今回は以上です。
ヒントになれば。

#B-046：競合は何をしているか？