リサーチは進んでいますか？

めちゃくちゃ重要なパートなので

確実にやってくださいね^^

ほとんどの人がそうなんですが、

ゼロからいきなりオリジナルを生み出そうと

してしまいます。

前回、お伝えしたように

その道のプロでもないのに

ゼロからオリジナルのものなんて

作れるわけがありません。

それができたら「天才」です。

もし「自分は天才だ！」

と思うのであれば、

ゼロからやっていただいて構いません。

でも少なくとも僕は天才ではないし、

凡人なので、律儀に調べるところから

始めます。

それに、プロですらリサーチという段階で

色々調べるんです。

デザイナーもデザイン作るときは調べますし

映像クリエイターも調べますし

イラストレーターも参考資料をたくさん見るんです。

プロで、全部空想の中でやろうとする人なんて

ほとんどいません。

それなのに、マーケティングのプロではない

僕らがマーケティングらしきことをするときに

リサーチをせずに突き進むなんて

「傲慢」にもほどがあると思うんです。

ですから、まずは知識を広げることです。

視野が広がれば、アイデアもどんどん出てきます。

1日考えて、出るアイデアよりも

1日調べて、思いつくアイデアの方が楽ですよ。

さて、今日は、ちょっとこれまでの

「言い回し」について訂正をしていきたいと思います。

というのは、

“競合”とか”ターゲット”とか

そういう言い回しについてです。

人は、言葉で無意識に定義をして

概念を作り始めます。

ですから、気をつけないといけないなぁ

と思っているんですが、つい僕も古い発想で

そういうことを書いてしまいました。

すいません。

で、その上であえて説明していきたいんですが

これからのビジネスは「競争」という概念は

無くなります。

これは昨日も書きましたね。

はっきりと無くなるのは

20年くらいかかる、という話もしたと思います。

これはこれまでの歴史やこれからの時代の流れを

勉強していくと、自然と見えてきます。

今回はこのあたりの話に触れるつもりはありませんが、

「競争」という概念はなくなります。

“競争"という概念よりも、

“協力”という概念になっていくと

僕は思っています。

“奪い合い”から”分かち合い”です。

インターネットが一般に出始めた頃から

その流れは始まっています。

ですから、誰かよりも上に行こう、とか

誰かよりも強みを考えないとダメ、とか

誰かよりも差をつけないとダメ、とか

そういうのはどんどん減っていきます。

前回USP、つまり

独自性についても考えると良いと

なんて書きましたが、

実は僕はそこまで重要視していないんです。

独自性なんて。

この理由は、これから触れていきます。

前回のメールで、

「勝てる気がしないよ」

みたいなことを思う人がいるんじゃないか

ということを書きましたが、

まさにこの発想は「競争」です。

競争をしようと思うから、

他のサービスを見たときに

あるいは先輩のサービスを見たときに

「勝てない」

と思うのです。

別にいいんですよ。

先輩のサービスがすごいならすごくて。

僕らがやるべきことは

そこではなく、

先輩たちのサービスを見た上で、

自分なりのサービスを生み出すことです。

欲を言うなら、

さらに一歩アップデートできる

サービスです。

動画を作っている会社があるのであれば、

その会社でできないことは何か？を考えれば良いですし、

不得意なことは何か？を考えていけば良いんです。

逆に得意なことがあるなら

協力してもらえばいいんです。

対抗しようとするから、

勝ち負けを考える必要が出てくるわけですし、

対抗しようと思うから、

先輩たちをライバル視したり

敵視したりする必要が出てきます。

しまいには、

相手の仕事の仕方はダメだとか

あそこは質が良くないとか

そういう話になってしまったりします。

できないことは

協力してお願いすれば良いですし、

逆の立場であれば、協力してあげれば良いんです。

かなり前ですが、

「世界に１つだけの花」

という歌がありました。

まさにビジネスもそれと同じです。

仮に外から見たサービスが

全く同じのものだったとしても

ビジネスを行う人が違えば

そのサービスは別物です。

信じられないかもしれませんが

別物になるんです。

なぜならビジネスをやるのも人ですし、

受けるのも人だからです。

もっと言えば、

全く同じサービスをやったとしても

繁盛する度合いも

集まる人も

受ける人も

規模感も

違いが出ます。

ですから、極論、

先輩と同じサービスをあなたが

やっても構わないんです。

それでも違うものになりますから。

僕は究極、それが”独自性"になる

と思っています。

これは学校の先生をイメージしてもらえれば

わかりやすいかもしれません。

数学という教科があったとします。

使う教科書は同じ

教える学年は同じ

カリキュラムも同じ

でも、人気の先生と

そうではない先生が出てくるものですし、

テストの点数が良いクラスと

悪いクラスが出ることもあるのです。

ビジネスで言えば、

サービスが

教科であり、教科書であり、授業でしょう。

それでも、教える先生が異なれば、

結果は全く異なるものになるものです。

でもそれはそれでいいんですよ。

A先生とB先生がいて、

A先生が好き、という人もいれば

B先生の方がいい、という人もいるのです。

A先生が良いか、B先生が良いか、

なんて、比較すること自体が

おかしなことですよね。

テストの点数が良くなりたい、

ならテストの成績が良い先生を

選ぶ必要はあるかもしれません。

でも、楽しく学びたいのであれば、

テストの点よりも楽しく学べr

先生を選ぶ必要があるでしょう。

ビジネスも全く同じです。

成果物はなにか？

ここをはっきりさせた上で、

それでもあなたと一緒に何かがしたい

そう思えるような関係を作れば良いんです。

それを今の時代は「商売」という

言い回しをしているだけであって。

そのためには、きちんと

自分自身を相手に伝える必要がありますよね。

むしろそれだけだと思うのです。

あとは、わかりやすく

サービスを受けやすくするために

楽しんでもらうために

満足してもらうために

ルールを設定する

っていう発想ですから、

それこそ「思いやり」の

範疇だと思うのです。

ですから「競争」なんてしようと

思わないでください。

先輩と自分を比較しようと

思わないでください。

比較したっていいことないですから。

リサーチをするのは、

関わる世界を知るためです。

そのうえで、大事なのは、

「あなたは誰と一緒に仕事をしたいのか？」

です。

そこをはっきりさせつつ、

その人たちがどんな悩みを

抱えているのか？

どういう商品だったら喜んでくれるのか？

ここを考えていただければ、

今やっているリサーチも活きてくるはずです。

さぁ引き続きリサーチをしていきましょう。

3-6：競合という言い方が間違いでした。