今回は、9つの記載事項の「実演」について触れていきます。

実演というと、「その場で体験できるもの」

というイメージがあるかと思います。

「今からこの人参を切っていきますね。

この包丁の切れ味を体感してみてください。」

こんな風に、その場で実演できるものがあれば、

申し込みを促す場においてはすごく有効です。

実際に商品そのものをイメージできたりしますから、

その後のオファーの成約率はかなりよくなるものです。

とはいえ、申し込みページに

実演なんて、難しいんじゃないか？

と思うかもしれません。

“実演"と今回表現したのは、

これが最も効果的で、理想的な形だからです。

ですが必ずしも”実演”ができるとは

限りません。

実演に似たような要素として、

"実績"

があります。

実演も実績も、お客さんに与えることは同じです。

このサービスや商品を使ったら

どうなるのか？

これをイメージさせることができます。

ただ実演と実績の違いは、

プロセスがあるかないか、違いです。

実演とは、基本、その場で行うものです。

最近は動画で記録していて、

実演しているところを紹介する

というやり方もあるかもしれません。

いずれにせよ、

実際にやった過程も含めた紹介です。

一方で、実績とは、成果そのものです。

過去、こんな人に向けてサービスを実施したら

こんなことになりました。

こういう紹介です。

実演はプロセスも結果も含みますが、

実績は結果しか紹介しません。

ですが、本来、お客さんは

プロセスも結果も評価するものです。

いくら結果が素晴らしいものであったとしても

そこまでに至るプロセスが最悪であれば、

もう次からはお願いしたくない、

とすら思ってしまうこともあります。

ですから、実演ができるなら

それが一番良いですし、

それを体験することができるなら

なお良しです。

しかしインターネットで申し込みをしてもらう場合

"実演”というのはなかなか難しいこともあるでしょう。

ですから、実績でこれまでの仕事を

紹介して、サービスを受けた際に

どうなれるのか？をイメージさせることが

重要なんです。

さて、今回事例で言えば、ヘッドコピーのすぐ下にある、

「まずは実績と活用例をご覧ください」

以降の実績紹介がそれにあたります。

一般的に申し込みページでは、ヘッドコピーの後に

実績紹介を持ってくることが多いです。

理由はシンプルで、

広告でわざわざアクセスした人は

そもそもそのサービスを探してきた人ですから、

これまでその会社がどんな実績で仕事をしてきたのか？

を真っ先に気にしているからです。

申し込みページの順序に関しては

まだ別途紹介しますが、見る人が

意識している順番通りに項目を並べることが

重要なポイントです。

ぜひ、実績は早い段階で、紹介しましょう。

ちなみに、実績は最低3つは欲しいところです。

それ以上は、正直、あればあるほど良いですが、

最悪なくても大丈夫、というレベルです。

さすがにこれまで仕事をしてきたのであれば、

実績を記載することはできるはずです。

もちろん、お客さんに許可を取る必要のあるものは

必ずとってから掲載してください。

許可をとる必要があるものばかりで

掲載する事例がない場合は、

自分で勝手に作る、という方法でも良いですし、

掲載するために、誰かに無料や低価格で

作らせてもらう、でも良いでしょう。

食べログに口コミを書いてもらうために、

無料でランチを提供してる中華料理屋があるくらいですから、

工夫次第で、いくらでも実績を作ることは可能です。

いずれにせよ、重要なのは

サービスを受けたらどうなれるのか？を

イメージさせることです。

それができるのであれば、

どういうやり方でも僕は構わないと

考えています。

ぜひ、実演というものを

取り入れてみてください。

では、また次回。

3-13：どれだけイメージさせられるか？