第３章も終わったことですし、少しコラムを挟んで、

第４章に足を進めていきます。

第４章では「信頼構築」という

テーマでお伝えしていく予定です。

第２章でお伝えしたように仕組み化には、４つ存在します。

集客活動、信頼構築活動、教育活動、量産活動

この4つでしたね。

第３章は集客活動、つまり仕事を受注する

というテーマでした。

丁寧に読んで、活動していただければ、

それっぽいものはできると思いますし、

活動して行けば、気づくことも多いはずです。

着実に進めて、第４章に入っていきましょう。

では、コラムです。

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フリーランスで活動すると多分、一番困ることって、

値段設定なんじゃないでしょうか。

実際、僕も頭を悩ませました。

自分の仕事の価値を自分で決めたい

自分で値段を決めたい、というふうに

思う人は一定数いると思います。

逆に相手に決めてほしい、という人もいるかもしれません。

何れにしても、フリーランスとして活動する上では

自分がやる仕事の値段をきちんと決めなければいけません。

なので、フリーランスになった人は

遅かれ早かれ自分の中で見積もり表を

みたいなものを準備しているのではないでしょうか。

はっきりと人に見せれる状態にしている人いれば、

自分の頭の中で、経験的に算出するという人も

いるでしょう。

何れにしても、

見積もり金額が出せるってことは、

自分の中で決まっている、ということです。

僕は、わかりやすく自分の中で

値段表みたいなものを作っているので、

それに合わせて、算出しますし、

仮に新規の案件だった場合は、

かかる工数で算出する、みたいな感じで

出すことが多いですね。

さて、この値段設定、市場価格もあるから、

それに合わせて決まる、みたいな印象を

持っている人もいるかもしれませんが、

フリーランスにおいては、

ぶっちゃけ自分がいくらほしいのか？

という部分で決まります。

というか、そういう風にした方が

良いと僕は思っています。

フリーランスといっても、

個人事業主ですから、事業を

やる上で必要な金額というものがあるわけで、

仕事をすることで、それを請求する

というだけですから、

クライアントの合意さえできていれば、

何の問題もないわけです。

ここをおろそかにすると、

話が違うとか、思ってたより高い

みたいな話になります。

いつも書いているような気がするのですが、

仕事をする上で最も重要なのは

「情報を先に通すこと」

です。

情報が先に通ってから、

ものは売れます。

情報が通ってから、

お金が通る、と思っても良いでしょう。

だから、情報をいかに先出しするか？

が重要になってくるので、

覚えておいてほしいんですが、

提示する価格に関しても「情報」でしかないので、

どんな情報（値段）を通すか？

で相手が変わってくるという認識は

必ず持っておいた方が良いです。

例えば、ロゴ制作を

1万円で提示したとすれば、

それは1万円の価値を感じてくれる人が

依頼しにきますし、

10万円で提示したとすれば、

それは10万円の価値を感じてくれた人が

依頼しにきます。

先ほどの言葉を使うなら、

1万円という情報を提示して、

その情報を通して、受け入れられたから

依頼者くる、という話ですね。

情報を通しても、受け入れられなければ、

依頼者は現れません。

これは、値段という

「情報防壁」です。

言い方を変えるなら、

1万円の例なら

1万円で安いと感じる人は来てね、

そうじゃない人は来るな

ですし、

10万円の例なら

10万円で安いと感じる人は来てね、

そうじゃない人は来るな

です。

ただ、そういう暗黙のルールとか

わかっていない人は、

「ロゴ10万ってたかっつ」

みたいな反応をして、

挙げ句の果てには、

「もっと下げろ」

というわけです。

「そもそも相手にしてない」

んですから、下げる理由もないですし、

そういう人に対して何か

説得しにかかったり、

こちらが凹む理由もないのです。

さて、そんな情報防壁の一つである

「値段」ですが、

値段を安くすれば、単純に母数は広がります。

その分、価値を感じてくれていない人が集まる

という状況が生まれます。

一方で、値段を高くすれば、単純に母数は狭くなります。

その分、価値を感じてくれる人が集まる、

という状況が生まれます。

ですから、値段設定は

どんな意識の人を相手にしたいのか？

というところにすごく関係して来るので、

闇雲に

「市場価格がこうだから」

という理由で、値段設定をするのは違う

と僕は思うのです。

スタートアップの人のために手頃な価格にしたい

というはっきりとした理由があるなら、

それはそれで良いでしょう。

ただ、それでもスタートアップだから

値段が低い方が良いとは限りません。

以前も書きましたが、

値段設定による競争戦略は

最も頭を使わない戦略です。

ですから、値段を高いまま、

「どういう情報を通せば、受け入れられるのか？」

「どういう情報を通せば、その価値を認識してくれるのか？」

これを考えていきましょう。

値段が高いけど、受け入れられない。

そういう場合は、

「情報がうまく通っていない」

ってことが、結構多いです。

そういう意味で

「値段を提示するタイミングで、

どれだけ情報を通せているか？」

が、1つのヒントになるはずです。

では。

【補足】値段設定と情報防壁